「将来的にあり得る話としては安楽死の強制みたいな話も」
22年1月にNewsPicks(ニューズピックス)で配信された動画でも、スタジオのスライドには
「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」
の文字。成田氏は、ここでもコミュニケーションが取れない高齢者が重要なポジションを占めている問題を指摘し、「『ちょっとやばい老人達』に対して圧をかけていく」ことが必要だと主張。
「誰しも『周りに必要とされてない感』をガンガン出されると辛いものだと思うので、少し世代交代につながるのではないか」
などと話した。
今後、国論を二分する可能性がある政策課題についても言及。軍事・防衛の次は
「安楽死の解禁とか、将来的にあり得る話としては安楽死の強制みたいな話も議論に出てくると思う」
として、議論を進める必要があるとした。
「そういう問題、今の日本社会は見て見ぬふりをし続けていて、それに簡単に言及できるのは麻生太郎さんみたいな、ちょっと宇宙人系の人だけ...という感じになっていると思う。そういうものを、もっと直接的に議論できるような状況、雰囲気を作ろう、というのが言いたい」
比較的古い「集団自決」の主張としては。19年2月開催の「G1サミット2019」の社会保障改革に関するパネルディスカッションでの発言がある。公開されているアーカイブ動画によると、成田氏は高齢化をはじめとするさまざまな人生のリスクを軽減するための方法として、
「集団自決みたいなことをするのがいいんじゃないか。特に集団切腹みたいなものがするのがいいんじゃないか」
と述べている。その背景として、江戸時代の武士の心得を記した「葉隠」の一節「武士道といふは死ぬ事と見付けたり」について、次のような解釈を披露した。
「『江戸中期にあって、もう華々しく戦場で死ぬこともできなくなった、サラリーマン化した武士たちに対して、死ぬに値する大義と目的をでっち上げてみたらどうか』という挑発だと捉えることもできるのではないか」