映画館でも同様のトラブル
博多座の宣伝担当者は11日、J-CASTニュースの取材に「スマートフォンのマナーは皆さんご存じだと思いますが、最近増えているスマートウォッチは小さい光なので目立つとは思わない方が多いようです」と検証の背景を説明する。
スマートウォッチの利用者は急拡大している。調査会社のMM総研によると、2021年度の国内販売台数は健康管理意識の高まりを追い風に、前年度比49.6%増の343万台だった。
博多座では半年ほど前から、スマートウォッチの光への苦情が劇場係員に頻繁に寄せられるようになったという。劇場内でのアナウンスでは、スマホのマナーに加えて注意するようになった。
宣伝担当者は「スマートウォッチを常に身に着け、(健康管理のためのデータを)測っている方が多いようなので、スマートフォンのように電源を切る意識がないのかもしれません」とおもんぱかる。
映画館でも同様のトラブルが増加している。イオンシネマの運営会社は「スマートフォンやスマートウォッチといった機器を持ち歩くことが当たり前となった昨今、『映画鑑賞中に機器が発する光が気になる』というお声をいただくことが以前より増えてまいりました」(プレスリリースより)として、21年10月から上映前に啓蒙動画を流している。
暗い客席でスマートフォンやスマートウォッチの光はどれくらい目立つのか検証しました。最近は特にスマートウォッチの通知が無意識に光っている方が増えておりますので今一度ご配慮いただればと存じます。明日からのミュージカル『エリザベート』はぜひ闇が広がる客席でご覧ください。 pic.twitter.com/eJy2cs6Wxi
— 博多座 (@hakatazatheater) January 10, 2023