WBC韓国代表の「苦しい現実」 主力野手は30代半ば...世代交代の遅れに地元メディア嘆き

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   今年3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、韓国メディアが自国代表の世代交代の遅れを嘆いた。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は1月8日に「4番有力な日韓本塁打王の年齢差14歳、世代交代の苦しい現実」などのタイトルで記事を公開し、日韓の4番候補を独自に分析した。

  • 19年世界野球プレミア12韓国代表(写真:アフロ)
    19年世界野球プレミア12韓国代表(写真:アフロ)
  • 19年世界野球プレミア12韓国代表(写真:アフロ)

韓国球界の未来と国際競争力を憂慮

   侍ジャパンの4番に挙げたのはヤクルトの村上宗隆内野手(22)で、韓国はパク・ビョンホ(36)を候補とした。村上、パクともに昨季国内リーグで本塁打王のタイトルを獲得しており、村上は56本塁打、パクは35本塁打を記録した。

   パクは05年に韓国リーグLGツインズに入団。12年に本塁打王に輝き、14年に52本塁打、15年には53本塁打と2年連続で50本塁打をマーク。16年に大リーグのミネソタ・ツインズに移籍するも17年シーズン終了後に自由契約となり韓国球界に復帰した。韓国リーグ通算362本塁打を記録している。

   同メディアは、プロ18年目で本塁打王となったパクとプロ5年目で本塁打王になった村上が、日韓代表チームの世代交代の現状を象徴していると指摘した。高校卒業後の05年にデビューしたパクは村上よりも13年前にプロキャリアをスタートしている。

   昨季の韓国リーグで30本塁打以上打った選手はパクのみで、WBC代表の野手は依然として30代半ばのベテランが主力であると解説。そしてこの状況が韓国球界の未来と国際競争力を憂慮させるところでもあるとした。

   一方の日本は1月6日に先行発表された代表12人のうち20年以降に生まれた選手が村上の他に2人いると指摘した。

   巨人・戸郷翔征投手(22)は昨季12勝を挙げ、エースとして今季の開幕投手候補に挙がっているとし、ロッテ佐々木朗希投手(21)は昨季最年少で完全試合を達成したと説明した。さらに代表候補には、オリックス宮城大弥投手(21)、巨人・大勢投手(23)、阪神・湯浅京己投手(23)ら若い投手たちが挙がっていると解説した。

   同メディアは、6年ぶりに開催される今大会は日韓ともに総力を挙げて準備しており、日本は優勝を、韓国は4強を目指しているとした。注目の日韓戦は3月10日に東京ドームで行われる。

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