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スキャンダルを敢えてネタにするなど、女の子が魅力的だった

   けいすけさんは、10代ぐらいのころは、友達から「モーニング娘。」の話題を振られても冷淡で、アイドルには無関心だった。海外サッカーを観戦するのが好きだといい、大学時代は、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のスレッドに書き込んでは、議論を戦わせていた。

   あるとき、ねらーの1人がAKB48メンバーの名前をハンドルネームに変更したことから、AKBにも興味を持ってそのスレにも書き込むようになる。大学4年生だった2007年当時は、AKBがブレークする前だったが、「会いに行けるアイドル」に惹かれ、東京・秋葉原のAKB48劇場にも足を運ぶようになった。

けいすけ:やっぱり面白かったからですね。実際に会って握手したりして、女の子が魅力的だったのと、色々なスキャンダルを敢えてネタにするところもありましたし。秋元康ビジネスについては、けっこう2ちゃん的な炎上系のネタにしやすいんですよ。柏木由紀ちゃんらが当時はお気に入りでしたが、特定の女の子に入れ込むというよりは、グループが好きな『箱推し』でしたね。

   けいすけさんは、大学院に入っても活動を続け、AKBは、2008年ごろから「大声ダイヤモンド」などの大ヒット曲を連発してブレークした。

けいすけ:うれしかったですね。最初はマイナーなグループで、自分が夢中になって応援しているだけでなくて、何とかこの子たちがスターになったらいいなという目線で追ってましたから。日本中誰でも知ってるグループになり、一歩引いて、グループが成り上がっていくのを見て楽しかったですね。当時、自分のものとは思ってもいなかったのかもしれません。グループも色んな施策を打っているんですが、じゃあ、もっと流行るために何をしたらいいかと考えて応援していました。2009年からのAKB48選抜総選挙も、とっても頑張りましたね。

   けいすけさんが一番思い出すのは、09年1月に行われた「AKBリクエストアワー セットリストベスト100」という歌の総選挙で投票した結果、推していたチームBが歌った曲「初日」が1位になったことだという。単にその曲が好きというより、「柏木由紀ちゃんが喜ぶから1位にさせよう」のような形の総選挙になっていて、そのときにCDを100枚ぐらい買ったと明かした。

   「先輩たちには負けたくないよ」。チームBが歌った「初日」は、ステージ初日の意気込みをこんな歌詞に盛り込んでおり、ファンらにチームAなどへの対抗心を意識してもらおうという意図もうかがえるようだ。

けいすけ:当時は学生のため、そんなにお金がなかったので、一般的なファンよりも多くはなかったんですが、1枚1600円なので、100枚で16万円ですか。家庭教師や大学の授業のチューターもしていましたし、コンビニ店員など色んなアルバイトもしましたね。当時のチームBには、柏木由紀ちゃんとか渡辺麻友ちゃんとかがいたんですけど、まだまだできたてで、何か2軍扱いだったんですよね。チームAやKだと、前田敦子ちゃんとか大島優子ちゃんとかがいて、メジャーなテレビとかいっぱい出てたグループでした。チームBはまだ、テレビなんか全然出ていないし、選抜の後ろの方にいる子たちで、それを総選挙で初めて逆転できたっていう劇的なものがあって、そこで一番お金も情熱も費やして1位になったのが思い出ですね。
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