「イッツゴーンヌ」日ハム名物実況・近藤祐司さんが降板報告 落胆ファンに「これはフリーアナの宿命」

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   近藤健介、有原航平に次ぐ"主力流出"へ――。CSスポーツチャンネル「GAORA SPORTS」のプロ野球・日本ハムファイターズの中継で、スポーツキャスターの近藤祐司さんが降板を報告した。

   「イッツゴーンヌ!」「ワン、ツー、スリー」など独特の解説が人気を博し、ファンが選ぶ好きな野球実況アナランキングで首位になったこともある。

  • 近藤祐司さんのツイッターより
    近藤祐司さんのツイッターより
  • 近藤祐司さんのツイッターより

「ウィンドウ・ショッピング」「メリーゴーランド」

   近藤さんは2015年から、GAORA SPORTSでファイターズの実況を担当している。

   独特な言い回しが特徴で、ホームランは「イッツゴーンヌ!」「グッバイ」、三者凡退は「ワン、ツー、スリー」、見逃し三振は「ジャストルッキング」「ウィンドウ・ショッピング(一度もバットを振らない場合)」、5-4-3のダブルプレーは「メリーゴーランド」などと紹介する。

   自身のユーチューブで、このスタイルは米大リーグ・ホワイトソックスで専属アナウンサーを務めたケン・ハレルソンさんから影響を受けたと明かしており、「やり続ければ個性として認められ、さらに文化になっていくのでは」と話している。

   ファンや球団からは「ゴーンヌおじさん」の愛称で知られ、スポーツ総合サイト「スポーツナビ」が2020年に実施した「ファンが選ぶ!好きな野球実況アナランキング」では、2位の上重聡・日テレアナを抑えて1位に選ばれた。

   しかし、今季でGAORAの中継担当を降板することが明かされた。「文化放送ライオンズナイター」の実況で知られる、フリーアナウンサーの土井悠平さんが2023年1月5日、「今シーズンから『GAORA SPORTS』にて北海道日本ハムファイターズの中継を担当することになりました!」とインスタグラムで発表した。

   ファイターズ主催全試合を担当予定だとし、「ファイターズ中継の顔になる」と決意を書き込んでいる。ファンからの「落胆しているゴーンヌファンをギャフンと言わせる実況期待してます」とのエールには「皆さんに受け入れて貰えるように頑張ります」と返答した。

「また前に進んで行きます」

   近藤さんも6日、ツイッターで「朝から沢山の連絡を頂いて驚いてますが、周知の通り、UGK(編注:Yuji Kondoの略称)は今季限りでファイターズ中継の専属アナを卒業致します。プロ野球の実況経験がなかった私を8年間に渡って温かく迎え入れて、応援してくださった皆様に、只々感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました!」と降板を報告した。

   ショックを受けるファンには「8年間、お世話になりました!これはフリーアナの宿命です。しっかりとそれを受け止めて、また前に進んで行きます」と感謝を伝え、別のファンには「UGKノンテンダーでした。これからは、新たに開く扉を進んで行きます!またお耳に出会える日を期待してます」と冗談を交えてリプライ(返信)を送った。

   今季から日ハム一軍投手コーチを務める建山義紀氏は「アリゾナ行ったり色んな所に行って数々の思い出があったなー。今年はファイターズ、そしてそれを伝える実況、解説陣もまた変革の年ですな。keep in touch bro!!」と惜別のメッセージをツイートしている。

   J-CASTニュースは6日、GAORA SPORTSを運営するGAORA社に取材を申し込んでいる。回答があれば、追記する。

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