福岡ソフトバンクホークスから海外FA権を行使して米大リーグのメッツに移籍した千賀滉大投手が2023年1月6日、前日にポスティングシステムをめぐる球団の対応を批判したとも受け取られかねないツイートをしたことについて、インスタグラムの配信で「批判とかそういうことじゃない」と釈明した。
「言葉にしたら訳分からなくなっちゃった」
千賀選手は発端となった5日の投稿で、昨年放送のドキュメンタリー番組で「勝っても負けても感情が動かない」という趣旨の発言をした背景を説明するなか、下記のように球団の対応を明かしていた。
「ポスティングを5、6年前からお願いしていてそれを断られるところまでは普通に理解はしていたんですが、そこからのなぜダメなのかという話までになった途端、時間が合わない、忙しい理由で最終的なミーティングすら行ってもらえず、それを言われた瞬間に何かが切れるものがあった」
その後のツイートで、千賀選手はフロントとの不仲説を否定するも、一連の投稿を削除。6日昼過ぎのインスタライブで改めて考えを述べた。
「納得できないところはあったにせよ、でも理解はしてるし。球団が選手を出したくないっていうのは滅茶苦茶当たり前のことだと思ってるので。だから別にそこに対しては...。僕のなかでの話っていうのは、自分のなかで消化し終わってる」
「ポスティング無理ですよって話は数年前に終わってる」とする一方、あえて言及した経緯について、選手のなかには入団後に能力が上がって大リーグ挑戦を望むようになるケースがあるとして、後輩のためにも、「選手が声を上げやすい状況を作ってあげなきゃいけないなと思いました」と説明。「表に出すことは球団の人たちも了承している」という。
ただ、「わざわざ文字で説明したから大々的に紛らわしくなった感はあるのかなと、正直思ってます」とし、次のように振り返った。
「ここ数年、ホークスの今後みたいなのをフロントの人たちとずっとミーティングしてきたりして。こんな現役選手、多分なかなかいないと思うんですけど。ホークスの今後っていう議題に対して何時間も沢山話してきたくらい、ホークスのことを考えてる人間だと思うから。別にホークスに対してとか、ホークス批判とかそういうことじゃなくて、なんか...。言葉にしたら訳分からなくなっちゃったけど口で言ったら良かった。文字は難しいマジで」