WBC日韓代表に変化? 日系・韓国系大リーガーで「総力挙げて戦力強化」韓国メディア指摘

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   ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が2023年3月8日に開幕する。1次ラウンドで日本と同組に入る韓国は1月4日に最終登録メンバーの30人を発表。各メディアがそれぞれWBCの特集記事を組み、出場国の戦力などを独自に分析した。

  • WBC栗山監督(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
    WBC栗山監督(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
  • WBC栗山監督(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

ヌートバーの日本代表入りは決定的

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は1月6日、「セントルイスの1、2番打者が日韓代表チーム入り 純血主義を放棄し総力を挙げて戦力強化」などのタイトルで記事を公開した。

   同メディアは、大リーグのセントルイス・カージナルスに所属するトミー・エドマン内野手(27)が韓国代表に選出され、同じくカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(25)が日本代表入りすると伝えた。

   エドマンの母は韓国出身で、ヌートバーは日本人の母を持つ。両者は昨季チームで1、2番を任されることが多く、エドマンは153試合に出場し打率.265、13本塁打、57打点、32盗塁。ヌートバーは108試合に出場して打率.228、14本塁打、40打点だった。

   スポーツ紙などの報道によると、ヌートバーの日本代表入りは決定的で日系人選手がWBC代表に入るのは初めてだという。

   「スポーツ朝鮮」は、自国の選手だけで代表チームを作ってきた韓国と日本が変化を選択したと指摘。以前にも日系、韓国系米国人選手の招集の話があったが、コミュニケーションや手続きの問題、文化なども作用し実現しなかったと解説した。

「韓国では野球ファンの失望が大きく...」

   日本と韓国に変化をもたらした大きな要因がWBCにおける近年の成績だとした。

   第1回、第2回大会優勝の日本は、米国、ドミニカ共和国、プエルトリコなどの強豪国に押され2大会連続で決勝進出を逃し、韓国は2大会連続で1次ラウンドを突破できなかったと指摘。韓国では野球ファンの失望が大きく、国際大会での不振が国内リーグ人気の下落を招いたため、利用可能な戦力を集めたとした。

   同メディアは、ヌートバーは守備範囲の広い強肩選手だと評価。3大会ぶりの優勝を目指す栗山英樹監督(61)は、野手では大リーガーの鈴木誠也(28)、吉田正尚(29)を選出し、ヌートバーが加われば3人の大リーガーが外野を構成することになると解説した。

   優勝が目標である日本は、上位ラウンドに上がるほどハイレベルな大リーグの選手たちを相手にしなくてはならず、栗山監督がヌートバーを起用する理由はここにあると指摘。普段からハイレベルの選手たちを相手にしているヌートバーは「大舞台で勝負できる」と分析した。

   同メディアは、「変化した日本と韓国の代表チームがどのような成績を残すのか気になるところだ」と結んだ。

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