中国人男性、韓国到着時コロナ陽性→隔離拒否で逃走 事案受け「必要な追加措置」も...韓国メディア

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   中国での新型コロナ感染拡大を受けて各国が水際対策を強化するなか、韓国の仁川国際空港到着後に陽性反応が出た40代の中国人男性が隔離を拒否し、一時逃亡する事案が発生した。

   陽性者を乗せたバスが隔離用のホテルに着いた際、誘導係の隙を突いて逃走。タクシーに乗って逃走して別のホテルに滞在していた上、外出もしていた。韓悳洙(ハン・ドクス)首相は、事案を受けて「必要な追加措置」を表明しており、韓国以外でも同様の事案への警戒が必要になりそうだ。

  • 韓国では中国から入国する人に対する検査を強化している(写真:AP/アフロ)
    韓国では中国から入国する人に対する検査を強化している(写真:AP/アフロ)
  • 韓国では中国から入国する人に対する検査を強化している(写真:AP/アフロ)

逃走後タクシー拾ってソウルに移動

   聯合ニュースなど韓国メディアによると、男性は1月3日に中国人の妻とともに仁川国際空港に到着。到着時の検査で男性のみ陽性判定が出たため、空港がある仁川市の永宗島(ヨンジョンド)のホテルに1週間にわたって隔離されることが決まった。逃走したのは、隔離対象者を乗せたバスがホテルに到着した直後の22時4分頃。ホテルの監視カメラには、バスが駐車場に到着した6分後に、男性がバスから逃走する姿が映っていた。誘導する係はいたものの、逃走を防ぐことはできなかった。

   男性はホテルから300メートルほど離れた場所でタクシーを拾ってソウルに移動。タクシーの中からスマートフォンを使って逃走先のホテルを予約した上で妻にも連絡して合流していた。ソウル市中区のホテルに2日間にわたって滞在し、外出もしていたという。警察が男性の身柄を確保したのは、5日の12時55分頃だった。男性は防護服を着せられて隔離用のホテルに移送された。

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