近藤、嶺井、オスナに有原航平まで... 「資金面で敵わない」ソフトバンク金満補強に他球団嘆き

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   ソフトバンクが米大リーグ・レンジャーズ傘下3Aを自由契約となった有原航平を獲得すると、2023年1月6日にスポーツ紙で一斉に報じられた。

   スポーツ紙記者が舞台裏を明かす。

「有原は米国残留か、日本球界復帰か迷っていたようです。メジャー復帰が厳しい状況で、国内の複数球団が獲得に興味を示す中、ソフトバンクは特に熱心だった。右肩の故障歴がある有原は条件面だけでなく、球団施設が充実しているソフトバンクの環境に魅力を感じたのでは。コンディションを整えれば、先発で2ケタ勝利をクリアできると思います」
  • 有原航平(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    有原航平(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 有原航平のツイッター(@aripay_35)より
    有原航平のツイッター(@aripay_35)より
  • 有原航平(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 有原航平のツイッター(@aripay_35)より

「優勝候補であることは間違いない」

   日本ハムで19年に最多勝を獲得するなど、2ケタ勝利を3度マーク。しかし、20年にポスティング・システムでレンジャーズに移籍後は思うような活躍ができなかった。移籍初年度の21年に右肩動脈瘤の手術を受けるなど試練を味わい、昨季は5試合登板で1勝3敗、防御率9.45。11月に自由契約となり、去就が注目されていた。

   ソフトバンクは昨季マジック1から2連敗でV逸。オリックスにリーグ連覇を許した悔しさを晴らしたい。今オフはV奪回に向け、大型補強を敢行している。FAで日本ハムから近藤健介、DeNAから嶺井博希を獲得。抜群の安定感を誇る元阪神のジョー・ガンケル、ロッテの守護神として活躍したロベルト・オスナの補強にも成功した。さらに、主軸を担う強打者として、ミート能力が高い元マーリンズのウィリアンズ・アストゥディーヨ、米独立リーグで昨季48本塁打、125打点で2冠王に輝いたコートニー・ホーキンスの入団を発表している。

   他球団の編成担当は「近藤健介のFA争奪戦を制したように、ソフトバンクに資金面で敵わない。オフの大型補強と言えば巨人の印象が強いですが、今やソフトバンクです。エースの千賀滉大がFAでメッツに移籍しましたが、ガンケル、有原が加わったことで先発陣が強固になった。優勝候補であることは間違いない」と警戒を強める。

   日本球界に復帰する有原はソフトバンクのユニフォームを身にまとい、復活できるか。(中町顕吾)

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