福岡ソフトバンクホークスから海外FA権を行使して大リーグのメッツに移籍した千賀滉大投手が2023年1月5日、ツイッターで「特番のコメントの付け足しです」として、長文で胸中をつづった。
率直な心境をつづった投稿にネット上で波紋が広がったが、6日正午までに一連の投稿は削除された。
「ファンの方とチームメイトのため だけ に投げてた」
千賀投手は、昨年12月に放送されたドキュメンタリー番組での発言への「付け足し」として、長文を投稿した。スポーツ紙の報道によれば、番組中で、勝っても負けても感情が動かないという趣旨の発言をする場面があったという。
ツイートでは、「これは自分へ向けた記録みたいな形で撮ったもので自分に向けて言ってて ファンの方とチームメイトのため だけ に投げてたって意味です」と説明。続けて、
「自分自身に対しての勝ち負けや成績、ほんとに関係ないというかシーズン中に自分の成績を見返すとかも無くなりましたし、負けたらファンの方とチームメイトには申し訳ないない気持ちですけど勝っても負けても僕のメンタルが浮き沈みが起こることはないという意味でした」
と真意を明かした。
「逆に応援してくれるファンの方 一生懸命に戦ってるチームメイトがいなかったらもう本当に野球ができるメンタルじゃなかったです。だからこそ本当に感謝しています。ほぼ寝れずに試合に投げにいくことすら増えてきていました」と明かした。
その理由については、「ポスティングを5、6年前からお願いしていてそれを断られるところまでは普通に理解はしていたんですが、そこからのなぜダメなのかという話までになった途端、時間が合わない、忙しい理由で最終的なミーティングすら行ってもらえず、それを言われた瞬間に何かが切れるものがあった」と告白。「成績は関係ない、ホークスで長くして欲しいだけ、とだけ言われその理由を聞けるミーティングにまで辿り着けず気持ちが宙ぶらりんになっていました」と当時の状況を振り返り、「自分の好きな野球というものが出来ていない辛い気持ちでした」とした。
最後には改めて、「試合に向けて勝つ為にそんな中でも僕のできる準備はしてきたつもりですしテキトーに投げていたわけでは決してないです。 FAが取れた後もチームメイトとファンの方のために投げて戦う姿勢は出していけてたと思ってます。だから不快に思わせてしまった発言になったことは申し訳ないですがそのようなメンタルでした」と強調し、「最後になりますが今後ともホークスの選手とたまーに僕に熱い声援よろしくお願いします!! 熱男~」と古巣への気遣いを見せつつ締めくくった。