「URL見て血の気が引いた」ギフト券の記載ミスに衝撃 外部からはアクセス不可...発行元「サンプルそのまま印字」

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   体験ギフトの企画・販売を行う「ソウ・エクスペリエンス」(東京都渋谷区)が2023年1月4日、発行したギフト券「バーガーチケット」で一部、利用にあたって必要となるURLを誤って印刷していたと公式サイトで報告した。

   問題の券をめぐっては、利用者が接続できない「http://localhost:3000」で始まるURLが記載されていると指摘するツイートが注目を集めていた。同社は、券面に併記されているQRコードは正しく使えるとしつつ、「特定の条件下でサンプルURLがそのまま印字されてしまうという不具合」があったと説明している。

  • 「ソウ・エクスペリエンス」公式サイトより
    「ソウ・エクスペリエンス」公式サイトより
  • ツイッターユーザー「近藤(祥)」(@shoko3168)さんの投稿より
    ツイッターユーザー「近藤(祥)」(@shoko3168)さんの投稿より
  • 「ソウ・エクスペリエンス」公式サイトより
  • ツイッターユーザー「近藤(祥)」(@shoko3168)さんの投稿より

「誤ったURLを印刷してしまったことが発覚しました」

   バーガーチケットは、ハンバーガー専門店で3000円分の食事を楽しめるギフト券だ。利用者は券に記載されたQRコードとURLのいずれかで専用サイトにアクセスし、会計時に画面を提示する必要がある。

   その一部に起きた問題は、ツイッターユーザー「近藤(祥)」(@shoko3168)さんによる2022年12月26日の投稿をきっかけに話題となった。ギフト券の写真を添付して、「URL見て血の気が引いた」と指摘した。

   券に記載されているのは「http://localhost:3000」で始まるURL。接続先を自分が使用しているパソコン内に指定する形になるため、開発環境の端末で用いる場合は有効だが、このURLで外部から専用サイトを開くことは出来ない。近藤さんは「QRコードの方大丈夫でした、逆にそれが発覚を遅らせていたのかも...w」とも投稿。運営に問い合わせたという。

   投稿は1万5000件以上リツイートされるなど注目されており、ツイッターでは「テスト用の設定を本番用に書き換え忘れたな」「なんと初歩的な」と驚く反応や、「これは胃が痛くなる」といった声が上がっている。

   投稿者の近藤さんは27日、このような出来事は初めてだとJ-CASTニュースの取材に明かす。ただ実害がなかったことも相まって、「担当者への同情のような気持ち、また自分がやらかしてしまったら、という共感の気持ちが強かった」と心境を述べる。ほかにも、エンジニアを務めている立場から下記のように見解を伝えた。

「自分の周りのエンジニアの方だったら100%気付けるようなミスではありますが、『何がまずいのかわからない』といったコメントが多々見られたので、誰しもがITに触れるような時代でも、専門じゃない方は気付けないミスなんだなと実感しました」

   発行元のソウ・エクスペリエンス社は23年1月4日になって公式サイトで、「一部の『バーガーチケット』のチケット券面に、アクセスできない誤ったURLを印刷してしまったことが発覚しました」と報告した。

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