党大会あいさつでは「コアを固めながら中道の立ち位置までウイングを伸ばす」
それぞれのツイートの返信には賛否の声が入り乱れており、様々な支持層との距離感が問われる局面だと言えそうだ。泉氏は21年の代表就任以来、「ウイングを広げる」「ウイングを伸ばす」という言葉をたびたび口にしてきた。例えば22年2月の定期党大会では
「これまでの支持層を大切にしながら『コアを固めながら中道の立ち位置までウイングを伸ばす』この取り組みを進めていきましょう」
「立憲民主党こそがリベラルと中道の旗手となっていこうではありませんか」
などとあいさつしている。
22年の臨時国会では、立憲と維新は8項目の政策分野について連携し、旧統一教会をめぐる被害者救済法など、一定の成果をあげた。これを「ウイングを伸ばす」活動の一環だと受け止める向きもある。
一方の前川氏は「右傾化を深く憂慮する一市民」を掲げる。「コア」に近い左の立場からは、乃木神社参拝が支持者離れにつながると映ったようだ。前川氏の批判に対して泉氏は、
「何だか息苦しいですね...。今年は幾つかの寺社を詣でましたが、近所の神社で国家繁栄、家内安全を祈ることが『軍人を神と崇める行為』とされるとは...」
と反論。別のツイッター利用者からの批判の声には、次のようにやり返した。
「『乃木神社に参拝したら軍国主義に追従すると批判されても仕方ない』とか、もう酷いもんだ。そうした考えの方がよっぽど危険。私は過去の歴史に学ぶし、教訓にもする。乃木神社創建の経緯もある程度は知っている。でも当然だが、軍国主義者ではない。本当に失礼な話」
逢坂誠二代表代行も12月31日、写真つきで
「令和4年の大晦日、函館乃木神社で大祓式と除夜祭に出席しました」
とツイート。支持者とみられる人から批判が出始めている。
泉氏は1月4日に訪問先の三重県伊勢市で開いた記者会見で、今後の維新との関係について問われ、臨時国会での連携が
「国会論戦のための共闘、国民の生活向上のための共闘」
だったとして、23年1月下旬に召集される通常国会について
「維新を先頭にというか、他の野党に対して立憲民主党から呼びかけをしていきたい
「政策的な連携というのは今回もいろいろと国会前から協議をしていきたい」
などと話した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)
新年明けましておめでとうございます。
— 泉健太????立憲民主党代表 (@izmkenta) December 31, 2022
2023年(令和5年)本年も、皆様どうぞよろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/NULnhRdpRU