2023年元日は「初日の出」だけじゃない! 専門家が教える「もう1つのレア天体ショー」とは

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元日の夕方、南の空に水金火木土天海が大集合!さらに月も!


インタビューに答えた藤井大地氏
藤井:実は、22年12月25日から23年1月3日にかけて、夕方の南の空では水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、さらに、月が並ぶんです。

――そんな現象が起こるんですね。どれぐらい珍しい現象なんでしょうか?

藤井:地球を除く全惑星が空にそろうのは、次は2025年2月夕方、その次は2060年11月夕方のようです。また2040年9月9日夕方には、明るい5惑星と月が狭い範囲にぎゅっと集まります。

――となると、見たいと思うならば、忘れないうちにという意味も込めて2023年の年明けに見ておいた方が良さそうですね。具体的にはどんな出現の仕方をするんでしょうか?

藤井:天王星と海王星は肉眼では見えませんが、それ以外は肉眼で並んでいるのが確認できます。特に、1月1日は明るい惑星と月が等間隔に綺麗な並び方をしています。

なお、水星は太陽が沈んだ後の明るい西の空に見えるため、かすんでしまって探すのが難しいです。探し方としては、今回、水星はより見やすい金星の近くに出ていますので、金星を頼りに探すと良いでしょう。

――なるほど! 見つけにくい星は、より明るい星を目印に探せばよいのですね。

藤井:他にも、たくさんの出現は予想されていませんが、23年1月4日には「しぶんぎ座流星群」が見頃を迎えるほか、7日の満月は、23年の中で一番小さく見える満月ですので、これらの天体ショーもお勧めです。

――となると、23年は年明け以降、正月休みと言える期間中にはレギュラーなものとしては初日の出としぶんぎ座流星群があることに加え、通常の年にはないものとしては惑星の大集合と年内最小の満月があるわけですから、天体観測にはうってつけの年初めになりそうですね。

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