「高犬早苗さんを葬儀大臣に」立憲民主党市議の侮辱ツイートに批判殺到 謝罪&離党表明も反発続く

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   立憲民主党所属の野村パターソン和孝・旭川市議会議員が2022年12月30日にツイッターで、高市早苗・経済安全保障担当相についての投稿が「不適切」だったとして謝罪し、離党を表明した。

   野村氏は28日、「#高犬早苗さんを葬儀大臣に」などとツイートしていた。

  • 野村パターソン 和孝・旭川市議のツイッター(@nadcjp)より
    野村パターソン 和孝・旭川市議のツイッター(@nadcjp)より
  • 削除された投稿。野村パターソン 和孝・旭川市議のツイッター(@nadcjp)より
    削除された投稿。野村パターソン 和孝・旭川市議のツイッター(@nadcjp)より
  • 野村パターソン 和孝・旭川市議のツイッター(@nadcjp)より
  • 削除された投稿。野村パターソン 和孝・旭川市議のツイッター(@nadcjp)より

「今日も何事もなかったかのようにツイートします」

   野村氏は28日、「#高犬早苗さんを葬儀大臣に」と投稿し、「侮辱行為」などとして批判が相次いだ。野村氏は29日に「(また何かが始まってしまったね)」「(どのキーワードで起動するかと思えば案の定)」などの投稿を繰り返した。

   同日は「大切なお知らせ」として「今日まで僕のツイートを読んでくれた皆様、リプやRTをしてくださった皆様、今まで本当にありがとうございました。皆さんと過ごしたツイッターでの時間は僕の宝物です。今日も何事もなかったかのようにツイートしますのでよろしくお願いします #お知らせは特にありません」と煽るような投稿もしている。

   一般ユーザーから「ツイッターから居なくなるのかと思って、物凄くビックリして......」などと心配の声が寄せられると、「え、すいません(笑) 不思議な層が湧いているので、ひっかけツイートでした」としていた。

   しかし、同日夕方には次の通り謝罪した。問題のツイートは削除した。

「こちらの不適切ハッシュタグで気分を害されたすべての皆様に心から謝罪いたします。大変申し訳ありませんでした。今後同様のことが起きないよう、気をつけてツイッターを利用させていただきます。個人の誤発信ですので旭川の人々や地域については悪く思わないで頂きますようご理解くださいませ」

   高市氏にもメンションを送り、「高市様へ この度は不適切ハッシュタグの投稿により大変なご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。心よりお詫びを申し上げます。また関係者・支援者の皆さまにも心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

「悪い冗談」「私が批判を繰り広げていた政治家と同レベルの差別とも取られかねない」

   野村氏は30日、「この度、立憲民主党を離党させていただくこととなりました。思いを文書にさせていただきましたので、ご一読いただけますと幸いです。これまで応援してくださった関係者の皆様、支援者の皆様に心から感謝いたします。このような結果になってしまい申し訳ありません」とツイートし、離党を発表した。

   離党に至るまでの経緯について、文書を2枚添付し釈明している。「生まれ故郷の北海道旭川市の未来への提言を行えるよう努力してきたつもり」とした野村氏は、政治活動の中で自身に変化が起きたという。

「『怒り』という感情からは程遠い生活をしてきた私が、日本の構造的な問題や政治に対して心の底から怒りを感じ、この状況を変えたいと強く思いました。『怒り』は私の言動を過激なものにしてしまいました」

   問題のツイートをした理由については、こう説明している。

「その結果、悪い冗談のツイートとは言え、私が批判を繰り広げていた政治家と同レベルの差別とも取られかねない発信をしてしまい、大変多くのご批判をいただきました」

   野村氏は「党や支援してくださった方々にこれ以上の迷惑はかけられません」として自身から離党を申し出て、了承を得たとした。

   野村氏の謝罪と離党発表については「悪い冗談」「私が批判を繰り広げていた政治家と同レベルの......」といった表現をめぐり、「謝罪した後で、この言いよう。あくまで自分は正しい言い草。反省? 謝罪? 中身を伴っていませんが」「この期に及んでもまだ自分が悪いとは思わないんだな」「侮辱したこと自体は謝罪してないのか」などと疑問の声が相次いでいる。

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