パフォーマンスには自信も、MCは「語彙力がないので」...
―― 過去のAKB48の楽曲では、「根も葉もRumor」のひとつ前のシングル「失恋、ありがとう」(20年)までは、地方の姉妹グループのメンバーも参加していました。その後、コロナ禍で移動が難しくなったり運営体制が変更されたりしたこともあって、AKB48のメンバーのみで楽曲を出すようになりました。こういった経緯で、千葉さんにも「出番」が回ってきたわけですね。
千葉: 私が代役として歌番組に出演させていただけることになったときは本当に嬉しくて、友達も見てくれたし、ファンの方からの反響もすごく大きくて、新しくファンになってくださる方もいました。本当に、この出演が私の人生を変えてくれた感じです。
―― 先ほど「『プレッシャー』や『重圧感』といった重たいことはあまり考えたくない」と話していました。そうは言っても、「うたコン」(NHK)や「ミュージックステーション」(テレビ朝日)といった有名歌番組で千葉さんはセンターに立ったわけで、ファンの皆さんはもちろん、運営会社やレコード会社の皆さんも固唾(かたず)をのんで見守ったはずです。千葉さんは緊張しませんでしたか。
千葉: 歌番組は緊張しないです。センターだと話を振られることが多いので、MC席の方が緊張します。ぱっと考えなければならないのですが、私は語彙力がないので...。
―― 話を振られることは苦手だけれど、歌って踊ることは特にプレッシャーではなくて、うまくやれている、といったところですか。
千葉: うまくやれてます。カメラアピールもすごく好きなので、すごく自信を持って歌って踊っています。
―― 「久しぶりのリップグロス」は22年10月発売です。「コロナ前」は年に3~4枚のペースでシングルを発売していたことを考えると、新曲リリースは遠くない、と考えることもできます。千葉さんとしては、次の曲もセンターをやってみたいですか。それとも後輩など他のメンバーにやってほしいと思いますか。
千葉: 今までは「選抜メンバーになりたい」ということが自分の中であって、「選抜に入れて嬉しい」という気持ちでしたが、今回センターに選んでいただいてから、「またセンターやりたいな」という気持ちが芽生えました。
―― 続投したいと...。
千葉: またしたいです、センター。
―― やはり、一度やってみると「いいもの」ですか。センターというものは。
千葉: そうですね、すごく嬉しいですね。前に誰もいないので、ちょっとドキドキですが、でもやはりファンの方もすごく喜んでくださるので「またなりたいな」という気持ちはたくさんあります。