「入れ歯チョコ」披露した理由
―― 発表資料には「『笑うことが苦手だった』彼女が見せてくれた、無邪気な笑顔」とあります。笑うのが苦手だったというのは意外です。
千葉: 意識して歯を出して笑うことがすごく苦手でした。この写真集は、素の自分といいますか、隣に友達がいるかのような自然な表情で歯を出して笑っているので、ファンの方も見たことがない表情が見られると思います。
―― 「意識して歯を出して笑う」ことが苦手だった、とのことですが、11月3日深夜(4日未明)放送の「AKB48 サヨナラ毛利さん」(日本テレビ)では、歯茎が目立つ「入れ歯チョコ」を披露していました。これは苦手意識の裏返しなのでしょうか...?
千葉: 苦手なので、逆に人の歯を見るのが大好きなんです。人の目より人の歯を見る方が好きなくらいなので、本当にたくさんの方の歯を見させていただいています。それでチョコペンで歯茎、マシュマロで歯の部分を作ってみました。
―― 写真集を通じてそういった苦手意識を克服して、歯が見えるカットも多いわけですね。
千葉: そうですね、本当に自然に笑っている、自然に楽しんでいるカットが多いです。でも、まだ自分から意識して歯を出せるわけではないので、そこはいつか克服したいと思います。
―― この2年ほどは、千葉さんにとって環境が大きく変わった時期だと思います。コロナ禍に見舞われた2年でもあります。千葉さんは「ドラフト2期生」として15年にデビューし、年次で言えば同期でHKT48の松岡はなさん(22)ら、ベテランとも言えるメンバーも多いです。そんな中で初めて選抜入りしたのは「根も葉もRumor」(21年)でした。この2年間で、千葉さんの心境や活動への臨み方はどう変化しましたか。
千葉: 選抜に選んでいただいてから自分に自信がめちゃめちゃついたので、そこから自分が変わっていきました。センターに選んでいただいてからも、さらに自信がつきました。ただ、「プレッシャー」や「重圧感」といった重たいことはあまり考えたくないので、自分らしく生きています。
―― 「非選抜」の時代は15年から21年まで続きました。当時の主な活動は、劇場公演が中心ですか。
千葉: 劇場公演だったり、たまにアイドル誌の撮影に呼んでいただいたり、フェスに出たり...という感じでしたね。選抜に選んでいただいたのが、コロナ禍で地方メンバーが歌番組に来られなくて、そのメンバーの代役で出演させていただいたのがきっかけだったので、それで大きく(環境が)変わっていきました。