「指示された用法・用量を守らず服用したため、意識が朦朧」
西登戸駅に電車が到着したときの状況については、こう答えた。
「扉が開いてそのまま開いたままの状態で何のアナウンスも無く10分以上放置されて痺れを切らした他の乗客が『アナウンスで説明しろ』って詰めよった所で初めて車掌の容体が悪く電車を発車させられる状態では無いとの事で、『京成津田沼駅から新しい車掌がタクシーで向かってるのでしばらくお待ちください』とのアナウンスが入りました」
しばらく待ってから、トリッピーさんが西登戸駅の駅員に聞いたところ、体調不良のため「車掌の方は動かせる状態じゃない」と説明されたという。直接見に行って確かめようと、一番後ろの車両の乗務員室を見ると、車掌が何か物を食べているようにも見えた。なぜか線路側のドアを開けて何かをし始め、車掌に異変が起きている様子だった。
京成電鉄はその後、28日になって、公式サイトに再度のお知らせを出し、原因を調査した結果を明らかにした。それによると、「当日、乗務員(車掌)は主治医より処方された抗アレルギー剤について、指示された用法・用量を守らず服用したため、意識が朦朧とするなど急な体調不良に陥ったことが救急搬送された病院の医師の診断により判明いたしました」とした。
続いて、「ご利用のお客様には多大なご心配とご迷惑をお掛けいたしました」とお詫びしたうえで、「社員の体調管理に関しまして今後は尚一層の徹底を図り、安全・安心の確保に努めて参ります」と締めくくっている。