中日トレード第4弾はない?高木豊氏が持論 加藤匠馬獲得で「チームが形作られて落ち着いた」

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   プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(64)が2022年12月26日にユーチューブチャンネルを更新し、無償トレードでロッテから中日に移籍した加藤匠馬捕手(30)に言及した。

  • 中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「中日を知っていて最適なトレード」

   中日は12月26日に加藤を無償トレードで獲得したことを発表した。加藤は14年ドラフト会議で中日から5位で指名され入団し、21年6月に加藤翔平外野手(31)との交換トレードでロッテに移籍。約1年半ぶりに古巣に復帰した。

   シーズン途中での移籍となった21年は57試合に出場し打率.095、2本塁打、4打点。昨季は松川虎生捕手(19)の加入もあり24試合の出場に留まった。

   高木氏は「出番を与えるためにロッテに行ったけども松川がドラフト1位で入って今年使われてある程度の結果を出した。これからロッテというチームが松川を中心に育てていこうという姿勢があって加藤が浮いたかな」とトレードの要因を分析した。

   そして「(捕手の)木下(拓哉)に何かあった時に第2の捕手がいるということで、ある程度経験があって中日も知っているということになると最適なトレード」と評価した。

   加藤は打撃が課題となっており、プロ8年間の通算打率は.178で、2本塁打、18打点と結果を残せていない。

「肩だけは一流中の一流」

   高木氏は「バッティングの方はロッテではあまり出番をもらえなかったのでバッティングの評価はあまりないが、肩だけは一流中の一流」と強肩を高く評価し、「内部もよく知っているだろうしメンバーもそんなに変わっていないのでリードの面ではそんなに負担にならないと思う。中日とすれば第2の捕手を探していたという中で良い補強ができた」と語った。

   今オフ中日は阿部寿樹内野手(33)、京田陽太内野手(28)らの交換トレードを成立させ、来季に向けて積極的に戦力補強を行ってきた。高木氏は「それにしても立浪監督はよく動いたよね、このオフは」と率直に述べ、中日の今後のトレードの可能性について次のように語った。

「もうこれで落ち着いたんじゃないかな。年内にしっかりとした形を作っておいて新年を迎えたいという。慌ててはなかったとは思うが、年内決着で補強は終わって新年を迎えてキャンプに向かうという。そういうことからするとすごくチームが形作られて落ち着いた」

   立浪和義監督(53)就任1年目の今季はリーグ最下位となり2年連続Bクラスに終わった。2年目の来季はチームを立て直して巻き返しを図る。

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