コロナ禍で「オンラインで議員レクができる」割合は増加したが...
後に衆議院規則が改正され、議事録や質問主意書、答弁書などは印刷する必要がなくなった。ペーパーレス化は一部は実現したものの、まだ道半ばだ。それは官僚が議員に行う「レク」でも同様だ。働き方改革のコンサルティングを行っている「ワーク・ライフバランス」が21年3~4月に国家公務員を対象に行った「コロナ禍における中央省庁の残業代支払い実態調査」によると、「オンラインで議員レクができる」と答えた人は前年の17%から69%に大きく伸びている。
コロナ禍でオンライン化が進んだとは言え、それでも対面でのレクを求める議員が相当残っていることが分かる。対面での説明には「紙媒体」を要求する議員もいるとみられ、それがペーパーレス化の障壁になっている面もありそうだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)