ファンがWeb小説をコミカライズ、10年越しの思いが実る
もうひとつ、ファンの長年の思いが実を結んだエピソードもあります。
漫画家のコマkomaさんには、10年ほど前に夢中になって読んでいたWeb小説がありました。ところがある時、小説の更新が止まってしまったのです。コマkomaさんは「もう作品が読めない」という悲しみを抱きつつも、Web小説のファンアートを描き続けることで作品への愛を表現してきました。コマkomaさんのツイートを遡ると、何度も繰り返し作品への思いを呟いていたことが分かります。
すると、作者本人からメールが届いたのです。
乳の出が変わるほど大好きだったweb小説がある日突然更新を止めた→終了後も愛を発信し続けていたら...漫画家・コマ先生の執念のエピソードが泣ける - Togetter
作者からのメールは「あのお話の続きを書いています」という嬉しい内容でした。そして2022年、コマkomaさんは正式にWeb小説のコミカライズを担当することになりました。その作品『雨の日と月曜日』は「LINEマンガ」で連載中です。
好きだった作品を公式に手掛けることができるという、クリエイター冥利に尽きる話を実現できたのは、やはり作品への愛を訴え続けてきたからではないでしょうか。