リーグ3連覇を目指すヤクルト。カギを握るのは守護神だ。
抑えを務めていたスコット・マクガフが今季限りで退団。19年にヤクルトに入団して以降、セットアッパーや抑えを務めるなど、ブルペンでの貢献度は高かった。
新助っ人・ケラが最有力も...
昨季は6月に月間10セーブの球団新記録をマークするなど、66試合登板で3勝2敗31セーブ14ホールド、防御率2.52の好成績で日本一に大きく貢献した。今季も55試合登板で2勝2敗38セーブ4ホールド、防御率2.35をマーク。重圧のかかるマウンドでピンチを迎えても抑えきる。精神力の強さも大きな武器だった。
来季の守護神の最有力候補と目されるのが、新たに加入が決まった前ドジャース傘下3Aのキオーニ・ケラだ。メジャー通算243試合登板し、23勝13敗28セーブ59ホールド、防御率3.33。レンジャーズ時代の18年に24セーブを挙げるなど実績十分のタフネス右腕で、マクガフの代役として期待が掛かる。
セットアッパー・清水昇も守護神候補
ただ、ケラ意外にも候補がいる。セットアッパーとして活躍してきた清水昇は抑えの資質を十分に兼ね備えている。昨年はリーグ最多の72試合登板でNPB歴代最高の50ホールドを樹立。今季も50試合登板で5勝4敗28ホールド、防御率1.16と抜群の安定感を誇った。
ヤクルトを取材するスポーツ紙記者は、「清水は尊敬していたマクガフの後継者として抑えを務めたい思いが強い。セットアッパーとして残してきた実績は申し分ないし、機が熟したともいえる。ケラが実戦登板で不安定な内容が続くようだと、清水を抑えに配置転換する可能性は十分にあるでしょう」と指摘する。
抑えが不安定なチームは、白星を積み重ねられない。高津監督が救援陣をどう再構築するか。その手腕が注目される。(中町顕吾)
満塁の大ピンチ#清水昇 魂のストレートで見逃し三振!
— ベースボールLIVE (@baseballlive_JP) June 11, 2021
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