「アルコールチェックで異常なく、救急隊員も飲酒に否定的」
運転士が電車の最後尾で乗務していた50代の男性車掌を見に行き、その状況を確認して、乗務は難しいと判断した。車掌はその後、救急搬送され、代わりに、別の車掌が京成津田沼駅から駆け付けた。
電車は現場に36分間にわたって停車し、車掌交代を受けて運転再開した。このトラブルで、上下線で8本が運休し、9本に最大34分の遅れが出て、約1000人に影響が出た。
車掌が酒に酔っていたとの情報については、否定的な見方をした。
「乗務前のアルコールチェックでは、異常はありませんでした。救急隊員にお聞きしたところ、『酒に酔ったわけではないのでは』と話されており、おそらくお酒の臭いはしなかったのだと思います」
車掌に持病などがあったかについては、確認中だとしている。普段の勤務態度については、「問題があったとの報告は来ていません」とした。
線路側のドアを開けたり、ワイシャツをズボンから出したりしたとされたことについても、「まだ確認できていません」という。
意識の有無などの病状は、23日昼過ぎ時点では確認できていないという。車掌は、千葉市内の病院で治療を受けているといい、ヒアリングができていない状態だ。体調の回復を待って、本人からヒアリングするとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)