境内にテント設営は「一切許可しない」 早稲田・穴八幡宮、お守り頒布で注意喚起「非常識極まりない行為で正気疑う」

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    東京・早稲田にある穴八幡宮は2022年12月22日、境内でテントを設営している参拝者がいたとして、ツイッターで注意喚起した。この日は一年で最も日照時間が短く夜が長い「冬至」で、多くの人々が参拝していた。

  • 穴八幡宮
    穴八幡宮
  • 開門前にテントを設営する参拝客(写真:ツイッターユーザー提供)
    開門前にテントを設営する参拝客(写真:ツイッターユーザー提供)
  • 穴八幡宮
  • 開門前にテントを設営する参拝客(写真:ツイッターユーザー提供)

「流石に非常識極まりない行為であり正気を疑うものであると感じます」

   穴八幡宮では、冬至祭の日から翌年の節分にわたり「一陽来復」のお守りを参拝者に授与している。福神(打出小槌)に起因するもので、金銀融通のご利益があるとされ、毎年冬至の日には多くの参拝客でにぎわう。一方で、マナーのない参拝客もいたようだ。

   ツイッターでは午前4時ごろ、開門前に並びに行くと境内でテントを設営し、その中で順番待ちをしている人がいたという目撃情報が投稿された。穴八幡宮はこの投稿をリツイートし、次のように呼びかけた。

「穴八幡宮として、境内でのテント設営は一切許可をしません。流石に非常識極まりない行為であり正気を疑うものであると感じます。我々も参拝者の方からご報告いただいた際には全く寝耳に水な話でした。 今後、再発が無い様に徹底して参ります。 ご迷惑おかけ致しまして申し訳ございません」

警備員に対する罵声も

   同日に穴八幡宮を訪れた別のツイッターユーザーによれば、テントなどのキャンプ用品を持ち込む参拝客は複数いたという。J-CASTニュースの取材に対し、朝3時過ぎに神社の北参道に訪れたと述べる。

「北参道の授与所で並びましたがすでに建物内は人でいっぱいで、外の軒下に並びました。建物内は人でいっぱいでしたが、ご覧の通りテントがあったり、アウトドア用の大き目の椅子、折りたたみ椅子、レジャーシートを引いて毛布を持ち込んでいる人などがいました」

   さらに朝5時の開門時間が迫り、扉が開くと「開けたのなら早く人を入れろよ」という声が聞こえてきたという。空いている窓口が把握できていない警備員に対しては「ここ空いてるぞ!」「仕事できない奴がいるもんだな、親の顔が見てみたい」などの怒号や罵声が聞こえてきたとして、こう述べた。

「寒空の中、長時間待っているから愚痴を言いたくなる気持ちは分かりますが、人の心がお金を動かすわけですから、金銭融通のお守りを受けるのであれば広い心でお受けになって欲しいです」
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