第2のイチロー?大リーグ挑戦の韓国・打撃5冠に熱視線 父は元中日・李鍾範

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   韓国プロ野球キウム・ヒーローズに所属する李政厚外野手(イ・ジョンフ、24)が来シーズン終了後にポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦する。複数の地元メディアが2022年12月21日に報じた。

  • 李選手(写真:Penta Press/アフロ)
    李選手(写真:Penta Press/アフロ)
  • 李選手(写真:Penta Press/アフロ)

シーズンMVPでゴールデングラブ賞も

   李は中日ドラゴンズでプレーした李鍾範(イ・ジョンボム、52)氏を父に持ち、16年にキウム・ヒーローズに入団。ルーキーイヤーの17年に打率.324、2本塁打、47打点をマークし最優秀新人に選出された。

   プロ6年目の今季はリーグトップの打率.349、113打点、193安打を記録。出塁率.421、長打率.575もリーグトップの数字で打撃部門5冠を達成した。シーズンMVPにも選出され、5年連続で外野手部門のゴールデングラブ賞を受賞した。

   李の大リーグ挑戦に地元メディアは大きな関心を寄せており、各メディアが連日、李の特集記事を組んでいる。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は22日、「イ・ジョンフはイチローになることができるか?」とのタイトルで記事を公開した。

「イチロースタイル」で成功する可能性は十分

   李はプロ入りしてから6年連続で打率3割をキープしており、昨季は打率.360をマークして初の首位打者に輝いた。一方で本塁打は少なく、今季は23本塁打を放ったものの過去5年の最高は20年の15本で6年通算59本塁打だ。

   同メディアは李の本塁打の少なさを指摘しつつも、アジア人外野手のイチロー氏は本塁打が少なくても大リーグで成功できることを証明したとし、李が安打を量産する「イチロースタイル」で成功する可能性は十分にあると主張した。

   記事ではイチロー氏との類似点にも言及している。

   李は三振が少なく今季の三振はわずか32個。ここ4年間はシーズン50個以下をキープしている。これはイチロー氏と非常に似ており、イチロー氏も大リーグ進出前のオリックス時代の4年間(97年~00年)は三振が50個以下だったと指摘した。

   そして、李は不足しているパワーを補完するよりもバットに当てる能力を「神の境地」まで引き上げれば、大リーグで「第2のイチロー」旋風を巻き起こすことが期待されると締めくくった。

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