「整形手術をTikTok生配信」で批判続出 医師謝罪も長文反論「そんなにモラルに反するのでしょうか?」

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   SBCメディカルグループ「イテウォンビューティークリニック新大久保院」院長の峯岸淳医師が2022年12月20日、施術中の様子をTikTokライブで配信したとして非難を浴びていることを受け、「不快に思った方や不安に思った方には申し訳ございませんでした」などと謝罪した。一方、手術の生配信自体については「そんなにモラルに反するのでしょうか?」「今回の配信自体が間違ったコンテンツだとは考えていません」と反論もしている。

  • イテウォンビューティークリニック新大久保院院長・峯岸淳医師のツイッター(@itaewon_mine)より
    イテウォンビューティークリニック新大久保院院長・峯岸淳医師のツイッター(@itaewon_mine)より
  • イテウォンビューティークリニック新大久保院院長・峯岸淳医師のツイッター(@itaewon_mine)より

「モラルに反する」指摘に「あまり納得できませんでした」

   ツイッターで18~19日、峯岸医師が雑談しながら施術するTikTokライブの動画が拡散され、「こわっ」「患者を物としか思ってないのだろうか」「公開手術は引く」などの批判が相次いだ。

   これに対し峯岸医師はツイッターで20日、「今回tiktokライブというオープンスペースで何の説明もないまま手術動画を見て不快や不安を感じた方に対して申し訳なく思います」と謝罪。長文のメモ画像でライブ配信の意図などを説明した。

   まず「これから私の手術を受けようとしている方は許可なく配信されるんじゃないかと不安になられたかもしれませんが、許可なく配信するということはあり得ませんのでご安心ください 今回の配信は営業時間外の最後の手術で他のお客様がいなかったり、スタッフも比較的手が空いていたという状況でお客様の許可が得られたため行いました」と許可を取って撮影していたことを明かした。

   一方「手術をライブ配信すること自体がモラルに反するのではというご指摘を多数いただきました」とした上で、「自分なりに考えてみたのですが、これに関してはあまり納得できませんでした ネットで検索すれば術野も見えているような手術動画も沢山ある中で今回は患者様には許可を取った上で術野を写さずに配信したことがそんなにモラルに反するのでしょうか? 手術を配信しているドクターも今まで見てきましたので問題はないという判断でした」と反論。客の顔が写り込んだという指摘については「動画を再度確認しお客様には説明と謝罪をするつもり」だが、「今回の配信自体が間違ったコンテンツだとは考えていません」という。

「美容整形をオープンにすることが大切」

   峯岸医師は、現在の自身のSNS発信に「集客目的」はないとし、手術をライブ配信したのは「美容整形をオープンにすることが大切だと思うからです」と説明。「美容整形は未だにクローズな世界です」「よりオープンになっていけばDT(編注:ダウンタイム)中に出歩いたり仕事したりすることが許容される社会になりより美容整形を受けやすい環境になると思っていますし、よりフラットな知識が広がるようになると思います」などと意図を明かしている。

   情報発信の仕方は模索中というが「今回の配信は失敗でした」といい、「Tiktok というあまりにオープンな場で何もわからない一般の方が手術中の動画を見せられれば例え術野や血が見えてなかったとしても不快に感じるんだなと理解しました 不快に思った方や不安に思った方には申し訳ございませんでした」と改めて謝罪した。

   それでも「今回私の動画を拡散したツイートに関しては根拠のない不安を煽っていて良くない使い方だなと感じました こういった情報発信が美容整形をクローズなものにしてしまっていると思います」と反論している。

   別の投稿で峯岸医師は「よそ見をしながら脂肪吸引をしている」という指摘にも反論。「脂肪吸引は管の先が体内に入って見えないブライ ンド操作で行う手技です」「凝視していない時間が多少あっても術者としては注意散漫な状態で操作を行なっている感覚はないというのが正直な意見です」などとしている。

   手術中の雑談に対する指摘もあったというが「これも問題ないと考えております」「多くのドクターは雑談を交えてコミュニケーションをとりながら手術をしていると思いますし 雑談でパフォーマンスが落ちるとも思っていません」と反論した。

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