鋭い「切り返し」光った1位は...
3位は「○○さん」(394票)。解説した日本戦4試合で、「三笘さん」(三笘薫)、「鎌田さん」(鎌田大地)などと、一部選手のことをさん付けして呼んだ。本田選手は11月24日、ツイッターで「関係が深くない先輩に偉そうにされると、ん?誰?って思ってしまう。同じことをしたくないから『さん』を付ける」と、その理由を説明している。
また、一緒にプレー経験があったり、面識のある選手は「佑都」(長友佑都)、「タケ」(久保建英)などとラフに呼んでいた。一方で、日本以外の選手には基本的に「さん」を付けず、中には「コイツ」(クロアチアDFグヴァルディオルなど)とだけ呼ぶケースもあった。
2位は「ナナフゥン!?」(502票)。アディショナルタイムが7分であることに驚きを発したものだ。プレー外の時間が厳密にカウントされ、従来よりもアディショナルタイムが長くなる傾向にあった今大会。本田選手の解説試合では、日本のドイツ戦とスペイン戦の後半、決勝の前半アディショナルタイムが7分となり、いずれもほぼ同じトーンの「ナナフゥン!?」を聞く事が出来た。一部では「本田の7分」とも言われ、「ブラボー」(長友佑都選手)や「三笘の1ミリ」などと並ぶW杯発の流行語として親しまれている。
そして1位は「試合出ましょか?」(521票)。初戦のドイツ戦で実況の寺川アナがMF久保建英のプレーについて言及しようとしたものの、「キープする本田」と誤って発言。これに本田選手は「僕、出た方がいいですか?試合出ましょか?」と冗談交じりに反応した。W杯3大会連続でゴールを決めるなど、日本代表の中心選手として活躍してきた本田選手。代表復帰をうかがわせるような鋭い「切り返し」が最も票を集めた。
その他、スペイン戦で田中碧選手が逆転ゴールを決めた後、泣きじゃくるスタンドの日本サポーターを見て言い放った「まだ泣くの早い」(129票)や、敗北したコスタリカ戦の序盤でつぶやいた「コスタリカ、あんま強ないぞ」(112票)、後に決勝ゴールを決められるコスタリカDFケイセル・フレールの守備の脆さを指摘した「(相手の)4番穴やぞ」(107票)も上位に入った。