M-1優勝・ウエストランドの「毒舌漫才」はなぜ受け入れられたのか かまいたちが分析したその理由

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   お笑いコンビ「かまいたち」が2022年12月19日に公開したYouTube動画で、漫才日本一を決める「M-1グランプリ2022」で、毒舌を連発するネタを披露した「ウエストランド」優勝の理由について考察した。

  • ウエストランド井口浩之さん(写真:つのだよしお/アフロ)
    ウエストランド井口浩之さん(写真:つのだよしお/アフロ)
  • ウエストランド井口浩之さん(写真:つのだよしお/アフロ)

勝利のカギは、井口さんの「小物感」?

   山内健司さんは、ウエストランドの漫才について、ボケの井口浩之さんが「パワーアップ」していた、と指摘する。「『あ、そこ言うんだ』っていう笑いとか。もちろん共感があるから笑うんであって。でも誰もいじらなかった部分を全面的に言っている」と絶賛。

   「毒舌漫才」が世間に受け入れられた理由として、「イヤな感じがしなくなってた」と推察。そのうえで、

「小物感が増したかな? 井口くんが言ったところで『誰が言ってんねん』っていう。コイツが言っても届かない感が増したかな」

と分析していた。

「上に対してモノを言ってる感が出てた」

   相方の濱家隆一さんも、「井口くんが言ってるのがかわいらしくコミカルに見えるから、そこまでイヤな感じせえへんねん」と同調。山内さんも、

「井口くんが上に対してモノを言ってる感が出てた。自分より明らかに格上。井口くんが100%下で、上のヤツの文句を言ってる感が出たから、多分そんなにイヤな感じがしなかったんかなって思いました」

と、改めて井口さんの「小物感」が増していることに注目した。

   また、2020年に出場以降、井口さんのキャラクターがお茶の間に浸透してきたことも大きいとし、視聴者側も「安心感もあったんかもなぁ」とも。

   さらに、漫才中に井口さんが、パターンなど同じの単語を繰り返すことについて、濱家さんは「本気で言ってる感」があったと指摘。山内さんも「そこが作品感がないというか」と、セリフがセリフに聞こえない工夫を推察していた。

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