2022年12月18日に放送された漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2022」(ABCテレビ・テレビ朝日系)で審査員を務めたお笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之さん(44)が19日、最終決戦に進出した3組のうち「さや香」「ウエストランド」の2組への投票で迷ったことをYouTubeで明かした。
最終決戦は、塙さんを含む審査員6人がウエストランドに投票し、「博多華丸・大吉」の博多大吉さん1人がさや香に投票。史上最多7261組の中で、ウエストランドが第18代王者となった。
「本当に互角だった。面白かった」
「M-1 2022 審査めちゃ悩みました...」と題する動画で、塙さんは冒頭「今回もめちゃくちゃ面白かったですね。M-1凄いなと、改めて審査員をやらせていただきましてありがたいなと思いました」と振り返った。
最終決戦で投票先を決める途中、塙さんは「一瞬ロングコートダディかなってなったし、さや香ってなったし、ウエストランドってなってグルグルしてた」という。
ロングコートダディは面白かったとしつつも、「流動的なネタではないというか、1個笑いが起きてまた戻るってネタで、やっぱり笑いのアレにしては減るから」とし、さや香とウエストランドで悩んだという。M-1グランプリのMCを務める今田耕司さん(56)にコメントを求められた時に「どっちか決めてなかった」と明かした。
「ものすごい迷いました」と話す塙さんは、最終的にはウエストランドに票を投じた。理由について「この大会の主役の空気を作ったのは、やっぱりウエストランドだったから」と説明。また、さや香は「緊張して嚙んじゃったってことで、緊張がちょっと伝わっちゃったっていう。だからちょっとミスがあった」と述べた。
塙さんは「ミスがあったとかで選ぶしかなかった。でもそれは本人たちに可哀想だけど、別に本当に互角だった。面白かった」と続け、以前の大会で噛んでしまったというウエストランドの河本太さん(38)について、「今回河本は一回も噛まなかった」と指摘した。
その後、塙さんは「あいつのメンタルって俺すごいなと思った。あいつ頑張っているんだなと思ったの。それでウエストランドに入れたの」と経緯を話す。披露されたネタでは、相方の井口浩之さん(39)さんが多く喋っている。
「そこのフックにアイツ(編注:河本さん)がなってて、喋らない気持ち、喋らない演技、そういったものが素晴らしかったんじゃないかな」と、塙さんは述べた。