楽天・島内宏明が謝罪した「FA宣言騒動」は「らしい」エピソード? 球団内から「意外な反応」

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   楽天・島内宏明が異例のFA宣言騒動を謝罪した。

   スポーツ各紙の報道によると、島内は2022年12月14日に契約更改に臨み、現状維持の推定年俸1億2000万円でサイン。4年契約の2年目を終えたが、契約内容に不満を示して来オフのFA宣言を認めるように球団に直訴したという。球団はこの申し出を却下。島内に対してSNS上で批判的な声が多く聞かれる中、18日に野球教室に参加した際に一連の騒動を謝罪した。全て自分に非があることを認めた上で、石井一久監督に謝罪したことも明かしたという。

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「天然キャラなんです」

   今季は打率.298、14本塁打、77打点で最多安打(161安打)のタイトルを獲得。96打点で打点王のタイトルを獲得した昨年に続き、チーム内でトップクラスの貢献度だった。ただ、20年オフに年俸固定制の4年契約を結んでいるため、活躍しても年俸のベースが上がらない。自身の活躍に年俸が合わないと不満を感じたかもしれないが、球団サイドに非はない。島内は4年契約を結んだ際に感謝の思いを口にしており、活躍したから契約内容を変えてほしいという要望は受け入れられるものではない。

   楽天を取材するスポーツ紙記者は言う。

「普通なら考えられませんが、島内は本気で契約内容を変えられると思った可能性がある。駆け引きできるタイプでなく、思ったことを口にしてしまうタイプ。試合中の談話や試合後のユニークな発言が話題になっていますが、面白いことを言おうとしているわけでなく、天然キャラなんです。今回の騒動も、島内らしいエピソードと言える。他の選手も『あの人は本当に変わっていますから』と笑っていました」

   チーム内で浮くことはなさそうだが、失言で失った信用はグラウンド上の活躍で取り返すしかない。(中町顕吾)

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