SKE48の若手メンバーのみが出演するコンサートが2022年12月18日、中野サンプラザ(東京都中野区)で開かれ、最新シングル曲「絶対インスピレーション」など、アンコール含めて28曲を披露した。
「絶対インスピレーション」でセンターポジションを務める青海ひな乃さん(22)によると、コンサートの名称「超世代コンサート」には、「今までのSKE48を超える」という願いを込めた。昼夜2公演が行われ、両公演ともラストは「神々の領域」(12年)で締めくくった。松井珠理奈さん(25=21年卒業)を最後に、すでに全員が卒業している1期生の歩みを象徴するともいえる楽曲だ。青海さんは、これまでのSKE48を超えられるのは「私たちの、この世代」とも話し、今後のグループ主力として支えていくことを誓っていた。
ナゴヤドーム公演実現を象徴する1期生の楽曲
出演したのは9期生(18年デビュー)以降の世代。最も年次が浅い11期生は、22年4月にお披露目されたばかりだ。松井珠理奈さん卒業以降にSKE48が出したシングル3作品のセンターは、すべてこの世代のメンバーが務めている。9期生の青海さんと、10期生の林美澪さん(13)だ。
コンサートは青海さんのセンター曲「じゃないロマンティック」で幕を開け、林さんセンターのシングル曲「心にFlower」、11期生の原優寧(ゆうね)さん(21)センターの「New Ager」と続いた。9期→10期→11期と代表メンバーがパフォーマンスしたことになる。中盤のユニット部分では、世代別のパフォーマンスも披露された。傘を使った11期生の「夕立の前」に続いて、10期生がスカーフを使って「渚のイメージ」をパフォーマンス。9期生はライトを使いながら「滑り台から」を歌い、客席を照らした。
最後の「神々の領域」は1期生のために作曲され、14年にナゴヤドーム(現・バンテリンドーム ナゴヤ)で行ったコンサートの冒頭に1期生が披露した楽曲だ。1期生が目標としてきたナゴヤドーム公演を実現したことを象徴する楽曲としても受け止められてきた。19年に開かれた6期生の単独ライブなどでも披露されたことがあるが、それをさらに若い世代が継承したことになる。
今回のコンサートではフルコーラスで歌唱。1番の歌い出しは青海さんと林さん、2番の歌い出しは原さんと10期生の青木莉樺(りか)さん(23)が担当した。