「もう3点取って終われ、この試合!」「もうメッシに優勝させましょ」
試合は前半17分、アルゼンチンがフランス陣内でボールを奪い、パスを繋いで最後はアンヘル・ディ・マリア選手がシュート。枠外へ飛んだが、流れるような攻撃に本田さんは「来た! 来た! 来た! バモス! アルゼンチン、バモス!」と大興奮し、「ホンマ、フランスを応援している人には申し訳ない。ごめん! ごめーん! 今日は許して!」とフランスのサポーターにお詫び。アルゼンチン贔屓を隠さなかった。
前半21分にディ・マリア選手がファウルを誘いPKを獲得すると、本田さんは「ディ・マリア、うまいなぁ」と感嘆。PKでリオネル・メッシ選手が得点しアルゼンチン代表が先制点を挙げると「イエス! イエス!」と噛み締めるように喜び「いや、まだ喜ぶのは早い。アルゼンチンこれ喜びすぎるな、違う違う違う。まだ時間長いぞ、フランスは開き直ると厄介」とアルゼンチン代表に気を引き締めてほしいと語っていた。
前半36分にディ・マリア選手のゴールで2-0とすると、本田さんは「行った! これ来たぞ」と興奮し「めっちゃ嬉しいなぁ、これ」と盛り上がった。アルゼンチン代表は集中した守備も見せ、「素晴らしい、アルゼンチンの守備。もう3点取って終われ、この試合!」と本音を漏らすシーンもあった。
後半はフランスのキリアン・エムバペ選手が35分にPK、同36分にボレーで立て続けにゴールを決め、2-2に追いついて延長戦にもつれ込んだ。本田さんは「もういいでしょ、これ。もうメッシに優勝させましょ。もういいじゃないですか。フランス前回優勝してるやん」。延長後半3分、メッシ選手が勝ち越しのゴールの判定を受けると、「ほんまに? ほんまに?」と祈るような口調でリプレイを待ち、オフサイドがないことを確認すると「(オフサイドは)ない! なーい! メッシのゴールや!」と興奮した様子で語った。
3-2でアルゼンチンがリードしているタイミングでの攻防に、「もうでもね、これもういいでしょ、これ。もうメッシに優勝させましょ。うん。もういいじゃないですか。フランス前回も優勝してるから」と発言。「もう守るだけやから、集中しろ」とアルゼンチン代表にエールも送った。
土壇場の延長後半11分、エムバペ選手がPKを獲得すると「なんやねん! でも止められるぞ。2回目やぞ。データあるぞ。キーパー止めろお前」とPKストップを願った本田さん。それでもエムバペ選手がこれを沈め、ハットトリック達成とともに同点に追いつくと「エムバペすごいわ。これは認めざるを得ないよね」と賛辞も送っていた。