過去の飲酒運転を認めたが、「記憶が定かでない」をまた連発
懸垂騒動をきっかけに、ネット上では、北村氏が2006年11月10日のブログで、過去の飲酒運転を認めていたことも取りざたされた。
そこでは、「飲酒運転について 三分間スピーチ」と題して、次のように切り出していた。
「飲酒運転、冒頭からですが、私もやっていました。やらなくなったのはちょうど2年ぐらい前でしょうか。まだ時効にもなりませんのでナイショ、ということでお願いいたします」
飲酒運転を止めたのは、大村青年会議所の理事長になる予定だったからだとした。支えてくれる人たちに顔向けができないと、「己を律する」ことを始めたという。そして、次のように締めくくった。
「取締りが厳しいから酒を飲まない、というのは本末転倒、酒は量にもよりますが、うわべを取り払うのに力を貸してくれるものです。襟を開いて大いに懇親を深めて、大切な友情を育ててください。その大切なものの顔が浮かべばおのずとハンドルを握らなくなるだろう、と思います。ハンドルに家族の写真でも貼ってみては良いかもしれませんね。もうすぐボジョレーも解禁、秋の味覚も真っ盛り、大いに飲もうでは有りませんか」
このブログは削除されたが、ツイッターなどで、現在も飲酒運転しているという一部の指摘を否定するためだとして、再掲している。
12月14日の会見では、記者からブログについても質問が出て、北村氏は、02年ごろの厳罰化以前に飲酒運転を複数回していたと認めた。ただ、ブログの内容から、04年まで飲酒運転をしていたのではと突っ込まれると、懸垂のときと同じ釈明を繰り返した。
「その辺は当時の記憶が定かでないので」「私の記憶の違いなのか、投稿日がどうなのか、というのはちょっと定かではありません」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)