JR西日本が送付したインターンシップ(就業体験)に関するメールで、冒頭の宛名に「その他大学」と記されていたとして、SNS上で「学歴フィルター」ではないかと批判が寄せられている。
同社は2022年12月15日、インターンシップの受付サイトで学校名を登録していなかった学生にこの表記を使ったとJ-CASTニュースの取材に答えた。学歴によって選別している事実はないとネットの憶測を否定した。
大学名を空欄にした学生に「その他大学」という表記が使われた
発端は、とあるユーザーが14日、JR西日本のインターンシップに関するメールの一部をツイッターに投稿したことだ。冒頭の宛名で「その他大学 ○○様」という表記があることを紹介した。
メールには、「その他大学○○様 こんにちは。JR西日本 車両系統 インターンシップ事務局です。弊社のインターンサイトへご登録いただき、誠にありがとうございます」などと書かれていた。なお、この投稿は15日11時までに削除されている。
この表記に対し、学歴フィルターではないかと批判が寄せられていた。
JR西日本は15日の取材に、上記の表記が使われたことは事実としつつも、学歴による選別は否定した。
応募を希望する学生は、同社のインターンシップのサイトに氏名や学校名を登録する必要があるが、その中には学校名が空欄となっている学生もいるという。案内メールを送っているものの、その後も登録しなかった学生はシステム上で「その他大学」と登録され、メール送信時にそのまま使われたとする。
同社は「当社としてもしっかりと確認が出来ていなかった」とし、「学生の皆様に大変不快な思いをさせてしまい大変申し訳ない」と述べ、再発防止に向けて改善を図っていくと話している。