ツイッターで電話番号を入力する際、ウクライナの番号には対応しなくなったとして、現地メディアや大統領顧問などが抗議している。
「これが間違いであることを切に願っています」
ウクライナメディア「United24 Media」は2022年12月13日(日本時間、以下同)、米ツイッターのイーロン・マスクCEOに宛てて「ウクライナの電話番号でツイッターアカウントの2 要素認証を照合することはできなくなったようです。ウクライナは国のリストにありません」とツイートした。
投稿には、ツイッターへのログイン時とみられるスクリーンショットが添えられている。アルファベット順に各国が国番号とともに並ぶが、プルダウンメニューの「U」で始まる国にウクライナ(Ukraine)は含まれていなかった。
投稿は1万3000以上拡散されるほど注目され、原因究明を求める声が多数寄せられている。United24 Mediaは「私たちの国で何が起こっているのかを世界に示し続けることは、私たちにとって極めて重要です。この事象は、新しいウクライナのアカウントを設定できないことを意味しているようです。これが間違いであることを切に願っています。確認をお願いします」と訴えている。
米国ヘルシンキ委員会のポール・マッサーロ上級政策顧問など、同様の指摘はツイッターで複数見つかる。ウクライナ大統領顧問であるミハイロ・ポドリャク氏も14日、マスク氏を名指しで「ユーザーは、ウクライナの電話番号でアカウントを登録またはログインすることはできません」と対応を求めた。
なお、日本の環境から確認するとウクライナの番号はリストにあった。マスク氏は14日夕現在、これらの指摘には反応していない。
Twitter has de-platformed Ukraine. This needs fixed immediately @elonmusk @TwitterSupport pic.twitter.com/hcR6U0tDSc
— Paul Massaro (@apmassaro3) December 14, 2022