岸田首相Twitterが大荒れ 最新投稿に過去最多1万5000リプ...「理解できない」「国民を馬鹿にしすぎ」

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   防衛費増額を巡る岸田文雄首相の「国民の責任」発言が反発を呼ぶなど、政権への不信感が高まっている。

   岸田氏が自らの功績を記した最新のツイートには、過去最多となる1万5000件以上のリプライ(返信)が寄せられ、辛辣な意見が相次いでいる。

  • 岸田首相
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「平然と『進めていきます』と書ける気持ちが理解できない」

   岸田氏は2022年12月12日、一般募集で決まった今年の漢字「戦」の発表を受け、自身が考える漢字は「進」だとツイートした。

   「歴史を画するような様々な課題に対して、悪質な献金被害の救済新法や防衛力の抜本強化、新しい資本主義の具体化などを、一つ一つ進めており」と、岸田政権の重要課題と絡めてその理由を説明し、「来年も進めていきます」と決意を新たにしている。

   このツイートに対し、J-CASTニュースが調べたところ過去最多の1万5000件以上のリプライが寄せられた。引用リツイートのコメントを含めると、岸田氏には2万5000件もの書き込みが直接寄せられたことになる。

   昨年同時期に、「危機に対する必要な財政支出は躊躇なく行い、万全を期してまいります」と所信表明演説の内容を紹介した投稿は2300件、1年を振り返る動画メッセージは1800件のリプライだったことから、その多さがうかがえる。

   反応の大半は「重要なのは方向です」「『税』の方がいいんじゃないですか?」「応援コメントがほとんど無い。ある意味凄い」「明らかに国民を馬鹿にしすぎでは?国民に責任転嫁するってどういう考えなの??」と政権への不満をぶつける内容だ。

   各報道によれば、岸田氏は13日の党役員会で、防衛費増額の財源について「今を生きる国民が自らの責任としてしっかりその重みを背負って対応すべき」と増税方針を示した。ツイッターでは「#岸田に殺される」「不信任案」「国民の責任」がトレンド入りし、議論を巻き起こした。

   兵庫県明石市の泉房穂市長も引用リツイートで「『一つ一つ進めており、来年も進めていきます』と書いておられるが、これだけ支持率も下がり、増税に対する批判も続いているのに、平然と『進めていきます』と書ける気持ちが理解できない」と国民感情との乖離を指摘。

   立憲民主党の原口一博衆院議員は「首相には、『退』をお勧めします。米政権の従属からも『退』を。外相がNATOにまでいきました。日本を『戦』の緩衝国家にしてはなりません。緊縮増税路線からも『退』を。日本の衰退に歯止めがかかりません」と退陣を迫った。

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