米ウォルト・ディズニーが、フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドにあるアトラクション「スプラッシュ・マウンテン」を現地2023年1月23日で閉鎖すると発表した。ツイッター上では「日本は大丈夫だよね?」と、東京ディズニーランドへの影響を心配する声が複数上がった。
日本のスプラッシュ・マウンテンはどうなるのか。運営会社のオリエンタルランド(千葉県浦安市)に取材した。
「この流れが舞浜にも来るのだろうか...」
ディズニーランドリゾート公式サイトによれば、「スプラッシュ・マウンテン」は、1946年に公開されたディズニー映画『南部の唄』のキャラクターや曲が登場するライドアトラクションだ。丸太ボートに乗って進んでいくと、最後にビル5階に相当する高さから滝つぼへと飛び込んでいく。このアトラクションは、日本以外のディズニーのテーマパークにも存在する。
複数メディアの報道によると、『南部の唄』の黒人の描写に対して問題視する声があり、この映画をモデルにした「スプラッシュ・マウンテン」の設定に対しても批判があったという。
こうした中、米ディズニーは22年12月2日、ウォルト・ディズニー・ワールド内にあるスプラッシュ・マウンテンを23年1月23日に閉鎖すると公式ブログで発表した。カリフォルニア州のディズニーランドにある同アトラクションについては、後日追加で情報を共有するとしている。
同アトラクション閉鎖の報道を受け、ツイッターには「日本は大丈夫だよね?」「この流れが舞浜にも来るのだろうか...」と心配する声が複数上がった。
オリエンタルランドは米ディズニーの発表をどのように受け止めているのか。同社広報は12月9日、J-CASTニュースの取材に対し「コメントを控えさせて頂けたらと思います」と述べた。
日本のスプラッシュ・マウンテンの今後については、「現時点で、今後の大きなことについてお伝えできることはございません」としつつも、23年7月4日~9月6日に「夏のプログラム」を行うことを12月2日時点で発表しているとして、広報は「スプラッシュ・マウンテンで、更にびしょ濡れになる"びしょ濡れMAX"を予定しております」と答えた。