サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会準々決勝が2022年12月10日に行われ、モロッコがポルトガルを1-0で破りアフリカ勢初となる準決勝進出を決めた。
モロッコは前半42分にFWユセフ・エンネシリ(25)のヘディングシュートで先制し、前半を1-0で折り返した。対するポルトガルは後半6分にFWクリスティアーノ・ロナウド(37)を投入するも得点を奪うことができず、ベスト4進出を逃した。
02年W杯日韓大会でベスト4進出
モロッコの快挙は世界中に伝えられ、韓国メディア「東亜日報」(WEB)は02年W杯日韓大会の韓国と重ね合わせてモロッコの快進撃を伝えた。
同メディアは「『アフリカ初の4強』モロッコの砂風、スペイン・ポルトガルを飲み込んだ20年前の韓国と似ている」とのタイトルで記事を公開し、日韓大会での韓国のベスト4進出の歩みを交え今大会のモロッコの類似点を挙げた。
日韓大会では1勝1分けで迎えたグループステージの第3戦でポルトガルを1-0で破り、グループDを1位で突破した。韓国に負けたポルトガルは1勝2敗で決勝トーナメント進出を逃した。
勢い付いた韓国は決勝トーナメント1回戦で強豪イタリアを破り、準々決勝では優勝候補のスペインをPK戦の末に下し、アジア勢初となる準決勝進出を決めた。ドイツとの準決勝は0-1で敗れ、3位決定戦では2-3でトルコに屈した。