なぜ間違う?英語の専門家の見解は
一体なぜ、人々は「バファローズ」を「バッファローズ」と呼んでしまうのか。著書「英語学習のつまずき 50の処方箋」(ディスカヴァー21)など、英語学習が苦手な人向けの本を多数出版している「イングリッシュ・ドクター」の西澤ロイ氏は11月28日、J-CASTニュースの取材に「間違えられてしまうのは致し方ないこと」との見解を示す。
「英語には『ば』と『ばっ』という音の区別がそもそも存在しません。そのため、Buffaloesをカタカナにする時に『っ』をつけるかどうかは個人の感性や好みの問題になってしまいやすいのです。これは、日本語で『促音』と呼ばれる小さい『っ』の音が、英語には存在しないためです」
球団名を英語の「Buffaloes」で読もうとする際、「バッファローズ」と「バファローズ」の2つの読み方が成立する。このことが、多くの人の間で球団名の呼び間違いを生む原因になっていると分析する。
「バッファローズ」と頻繁に間違われることを、球団はどう思っているのだろうか。12月5日、オリックス・バファローズの広報担当者に取材すると、こんな答えが返ってきた。
「いたしかたないと思っております。オリックス・バファローズを好きになっていただく過程で覚えていただければ何の問題もございません」
球団は「間違えられている」ことを逆手に取り、過去に「バッファローズちゃうねん!」と書かれたフェイスタオルを製作。今季販売した分は、完売するなど好評だったという。
バファローズはあくまで「バファローズ」である。