ゲーム業界全体の課題?
3つ目は「見知らぬ人とのコミュニケーションには注意しましょう」。見知らぬ人物との交流では、トラブル防止のため、個人情報を書き込んだり自らの写真を送ったりするのは控えるよう求めた。
最後は「誰かが不快に思うような名前をつけることはやめましょう」。公序良俗に反したり差別・侮辱と受け取られたりする名前をつけるケースに対し、明確にNOを突き付けた。
これらハラスメントを含む利用規約で禁止されている行為をした場合、ニンテンドーアカウントまたはスイッチ本体自体が利用停止になる恐れがあるという。
迷惑行為を受けて言い返したりやり返したりすると、それ自体が規約違反になりうるとし、ブロック機能や通報機能の使用を推奨している。
任天堂が12月8日、ツイッターで注意事項を共有すると2000以上リツイートされ、「オンラインやる人は全員読んで」「こんなことを任天堂に言わせちゃうのが恥ずかしく感じる」「どのオンラインゲームでも言えることよ。これ」といった反応が寄せられている。
オンラインハラスメントは任天堂のゲームに限らず、業界全体の課題のようだ。ソニー・インタラクティブエンタテインメントは20年10月、「皆さんがPSN(編注:オンラインサービス)上でハラスメントを経験された場合、迅速かつ正確にそれを報告できることがとても重要だと考えています」との考えをブログで示し、「プレイステーション5」のボイスチャットでハラスメント被害にあった際の通報機能を搭載すると発表していた。その後、実装されている。