なぜプレートが口の中に入ったのかは「調査・検証している」
西松屋は公式サイトで12月9日、「重要なお知らせ」と題して、「お子様がSmartAngel抗菌トレーニング歯ブラシをご使用された際に、付属されております、のど突き防止プレートがお子様の口の中に入ってしまったという事象が発生いたしました」と報告した。そして、「のど突き防止プレートはお子様の口の中に入らないよう配慮した大きさにしておりますが、お子様がSmartAngel抗菌トレーニング歯ブラシをご使用の際は、目を離すことのないようにお願いいたします」と使用上の注意を喚起した。
乳幼児用品などの店を展開する西松屋チェーン(兵庫県姫路市)の広報担当者は同日、公式サイトのお知らせは、milleさんの投稿を受けたと取材に認めたうえで、投稿の歯ブラシについて次のように答えた。
「歯ブラシを送り返していただき、社内でプレートを確認したところ、通常の突起であり、特段異常は認められませんでした。お子様がプレートをなめたり、触ったりしただけでは、ケガをしないようになっています。歯の内側に入る大きさには設計していませんが、歯ブラシのプレートを口に入れたり、プレートだけを口に入れたりすれば、歯茎などが切れる可能性はあると思います」
今回なぜ口の中にプレートが入ったのかについては、「どのようにして入ったのか、調査・検証していますので、まだ分かりません」とした。プレートが口に入れば歯茎などを切る恐れもある突起をどうするのかについては、「対策を今後検討していきます」と説明した。
この歯ブラシは、2017年に発売して、これまでに40万本の販売実績があるが、プレートが口の中に入って起きた事故はこれまでに1件もないという。歯ブラシ製品を回収することについては、「製造上の問題ではありませんので、考えていません。販売も継続します」と否定した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)