参加できなかった家族旅行で自分の身代わりのように幼少期の自画像が連れ歩かれていた──。実際の写真を笑いながら披露する投稿が、ツイッターで「楽しい家族すぎるw」などと注目されている。投稿者に経緯を聞いた。
「一緒に連れて行ったよ」まさかの写真に娘爆笑
話題となっているのは、ツイッターユーザー・ハル(@nameko__Q)さんによる2022年11月30日の投稿だ。
「家族へ 私不在の家族でのおでかけの時に 私が子供の頃に描いた絵を 私の代わりに持って行くの やめてくださいwwwwwww 長女より」
投稿には、家族で飲食店や池を観光した際の写真が4枚添付されている。いずれも、まるで同行者の1人であるかのように、子供らしいタッチで描かれた笑顔の女の子の絵が写り込んでいる。絵は人型に切り抜いて割り箸に貼り付けた状態だ。
続く投稿では自身が年長時に描いた自画像で、母のお気に入りだと明かす。使用されたのはそのコピーだという。「『ハルも一緒に連れて行ったよ』って突然家族グループで写真が送られてきて笑っちゃった 普段クールなお父さんがちゃんと持ってるのも面白かった」とも感想を伝える。
発端の投稿は9100件以上のリツイートや11万件超の「いいね」を集め、「楽しい家族すぎるw」「素敵な家族!可愛い~」「愛を感じる」といった反応が寄せられている。ほかに、アイドルなどのファンが「推し」をモチーフにしたアクリルスタンドやぬいぐるみを連れる姿に重ねて、「これは推し活」「アクスタの感覚かな??笑っ」とする声もでた。
投稿者のハルさんは12月6日、家族が絵を連れて出かけたのは初めてだとJ-CASTニュースの取材に答えた。母のひらめきによる行動だといい、「『ハルも行きたかっただろうなあ~。一緒に行きたかったな』と考えていたら思いついたそうです」と説明。ちなみに、今回は両親と妹で愛犬の誕生日祝いをしていたという。
ハルさんによると、母が先の絵を気に入っているのは、「子供の世界観いっぱいなところとキラキラ笑顔のところ」。ただ、現在20代だという本人は描いた記憶がないものの、保育園のころを「あの顔の女の子を永遠に描いていました」と振り返る。
「母は面白いことや楽しいことが大好きな人」
実家を離れて夫と暮らしているというハルさんは、家族の思い出を、
「私の母は面白いことや楽しいことが大好きな人なので昔から楽しませてもらっていました。季節の行事やイベントは絶対に家族みんなで楽しんでいました」
と述べる。家族仲を感じさせるエピソードのひとつとして、節分は「みんなで(犬も)鬼のお面被って豆を投げ合う」と紹介。また、クリスマスのサンタクロースは高校3年生まで来たとして、
「私と妹は『もうわかってるからいいよ』と言っていたのですが母はかたくなに認めず。毎年枕元にプレゼントと手紙が置いてありました。サンタさんからの手紙も英語だったり関西弁だったり毎年口調が違って面白かったです(笑)」
という。その上で次のように伝えた。
「こうやって思い出すとほんっとうに沢山家族との思い出があるんだな、たくさん愛情を注いできてもらったんだなと改めて実感し泣きそうです...今月は私の夫含めた家族でのクリスマスパーティーがあり、先月から母は張り切って準備をしているのでどんなクリスマスパーティーになるのか今からワクワクしています!」