日本サッカー協会(JFA)が2022年12月9日に公開したサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会クロアチア戦の舞台裏映像での、長友佑都選手の行動にファンが感涙している。
「次の未来に繋げろ。勇気あるなマジ。俺は蹴れん」
注目を集めているのは、JFAがYouTubeに公開した「ベスト8への壁 クロアチア戦の舞台裏」とする動画。PK戦の末敗れたクロアチア戦の舞台裏をおさめたものだ。
長友選手は2010年から日本代表メンバーとして戦ってきたベテラン。敗戦直後のロッカールームでは、ともに戦った選手らを労った。
PK戦の一番手を務めるも、相手GKに阻まれた南野拓実選手にハイタッチをすると、「ありがとう、拓実。お前勇気あるな」とひと言。呆然と座り込む南野選手を優しくハグしたほか、「次の未来に繋げろ。勇気あるなマジ。俺は蹴れん。マジありがとう」と感謝を語り激励した。
後輩らの前では気丈に振る舞っていた長友選手だが、ロッカールームを訪れた森保一監督と抱き合うと無言に。感極まったようすで何度も森保監督の背中を叩きながら、小声で何かを伝える森保監督に頷いた。ハグを終えると、ふたりはガッチリと両手で握手を交わした。
コメント欄やSNSでは、悔しさを堪え後輩を労い、監督と悔しさを分かち合った長友選手の姿に思わず涙したとする声が相次いでいる。
「気丈に振る舞って若手を鼓舞し励ましてる長友がポイチ(編注:森保監督)と抱き合って何か言われるタイミングで涙腺崩壊してるのグッとくる」
「今回のW杯を通してチームを鼓舞し、クロアチアに敗戦した後のロッカールームでも、後輩選手を励ましてた長友が、森保と話した後に感極まって固まったところで、サポーターの涙腺が崩壊する流れの動画になってますので、是非ご覧ください」
「先輩としての立ち振る舞いと、リーダーとしての立ち振る舞いと、感情が溢れ出るこの瞬間のために、みんな頑張っているんだよな。と長友の涙を見て感動させていただきました」
「後輩を気丈に励まし、森保監督と抱擁しながら静かに泣く長友。最高にかっこいいです。貰い泣きしました」
「『拓実ありがとう。お前勇気あるな。』と伝えたあと監督との言葉交わしで泣いてしまう長友...コレは泣けるやばいって...」