米大リーグ・カブスの鈴木誠也が2022年12月8日、来年3月に開催される第5回WBCに出場する意向を表明した。
投稿では、「僕もWBCに出場させていただきます。足引っ張らないように精いっぱい頑張ります。栗山監督胴上げするぞぉー」と綴り、意気込みを見せている。
クリーンアップでの起用は確実も...
エンゼルスの大谷翔平、パドレスのダルビッシュ有に続き、侍ジャパンに強力なタレントが加わる。
鈴木の活躍は周知の通りだ。広島では2度の首位打者に輝くなど、王貞治、落合博満に次ぐ史上3人目の「6年連続打率3割、25本塁打」を達成。16~18年は中心選手として球団史上初のリーグ3連覇に大きく貢献した。
打撃だけではなく、俊足強肩で身体能力が高い。右翼の守備でゴールデングラブ賞を5度受賞している。昨オフにポスティング・システムでカブスに移籍。今季は故障で1か月戦線離脱するなど試練を味わい、111試合出場で打率.262、14本塁打、46打点だった。
鈴木がクリーンアップに座るのは間違いないだろう。注目されるのは打順だ。
「村上が4番、鈴木が5番の並びになるのでは」
昨年の東京五輪では全5試合に「4番・右翼」で先発出場し、金メダル獲得に大きく貢献している。ただ、今回は状況が異なる。ヤクルト・村上宗隆が今季日本記録のシーズン56本塁打を樹立し、史上最年少の22歳で三冠王を獲得した。その活躍はプロ野球の枠を超え、社会現象に。大活躍からファンの間で名づけられた「村神様」が、今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」に選ばれた。
スポーツ紙デスクは、「村上が4番、鈴木が5番の並びになるのではないでしょうか。村上が3番、鈴木が4番も考えられる。大谷翔平を含めたこの3人が打線の中核を担うことは間違いない。栗山監督の起用法が注目されます」と語る。
史上最強の呼び声が高い今回の侍ジャパン。本大会が待ち遠しい。(中町顕吾)