「線路内の安全が確認できたため、特段警察への通報はしていない」
動画が撮られた日時は、はっきりしないが、投稿された12月7日は、午前11時半ごろにJR東海道線の上り電車がこの踏切で停車していたとした。
並行する京浜東北線で線路への人の立ち入りがあり、電車が非常停止を知らせる信号を受信したためだという。その後、電車は、次の川崎駅に9分遅れて到着した。
防護無線の発報については、「何か異常を認めた場合には、周辺の電車も含め、非常停止をかけることになっています」と説明し、7日については、「周辺の安全確認を行っている際に、踏切内に人が立ち入ったため、周囲に非常を知らせる信号を無線で発報していたことを確認しました」と答えた。
踏切立ち入りに対しては、「注意喚起後に速やかに踏切外に出て、線路内の安全が確認できたため、特段警察への通報はしておりません」としている。そのうえで、次のように注意喚起した。
「踏切の遮断桿をあげて踏切内に立ち入る方がいることは認識しております。弊社としては、警報機が鳴り始めたら無理な横断をやめ、踏切内に立ち入らないでいただきたいです。また、万が一踏切で異常を認めた場合は、ただちに非常ボタンを押下していただくことをお願いしております」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)