スクエニに「裁判所で訴訟提起」 インサイダー容疑で再逮捕「ソニック生みの親」が過去に明かした古巣とのトラブル

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   ゲームソフト大手「スクウェア・エニックス」元社員のインサイダー取引をめぐる事件で、東京地検特捜部は2022年12月7日、中裕司容疑者(57)ら2人を金融商品取引法違反の疑いで再逮捕した。新聞各紙などが報じた。

   中容疑者をめぐっては、21年6月にスクエニ退職をツイッターで報告。その後同社に対して訴訟を提起していたことを明かしていた。

  • 中裕司容疑者のツイッター(@nakayuji)より
    中裕司容疑者のツイッター(@nakayuji)より
  • 中裕司容疑者のツイッター(@nakayuji)より
    中裕司容疑者のツイッター(@nakayuji)より
  • 中裕司容疑者のツイッター(@nakayuji)より
  • 中裕司容疑者のツイッター(@nakayuji)より

「理由は今はお話出来ませんが、時が来ればお話出来ればと」

   報道によると、中容疑者らは11月、スクエニとAimingが共同開発していたスマートフォンゲーム「ドラゴンクエストタクト」の開発を知り、情報が公表される前にAiming株を買い付けたとして同法違反で逮捕されていた。今回の再逮捕は、スクエニとエイチームが「ファイナルファンタジー」シリーズのスマホゲームを共同開発していることを知り、公表前にエイチーム株を買い付けた疑いがあるという。

   中容疑者は音速のハリネズミ「ソニック」が活躍する人気ゲームシリーズ「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の生みの親として知られるゲームクリエイター。スクエニとの関係をめぐっては、逮捕から1年半ほど遡る21年6月5日に退職を報告していた。

「メディアの方やユーザーさんにお問い合わせ頂くので、2021年4月末でスクエニを退職いたしました。理由は今はお話出来ませんが、時が来ればお話出来ればと思います」

   その上で「今後の活動については、もう55歳なので引退もありかも知れませんね」とゲームクリエイターとしての活動を終える可能性を示唆していた。

   その後22年4月28日、アクションゲーム「バランワンダーワールド」をめぐりスクエニに訴訟を起こしていたことを報告した。

「発売の約半年前にバランワンダーワールドのディレクターから外される業務命令が出されましたので、スクウェアエニックスに対して裁判所で訴訟を提起していました」

   裁判所の前で撮影した写真とともに「裁判が終わり業務命令が現時点で効力は失われていると言う事ですので、お話したいと思います」と投稿。「弁護士先生にお願いして、なんとか最後まで開発のコメントを出すだけでもと交渉しましたが、全く聞き入れなかったので裁判所で訴訟を提起しました」など、複数投稿にわたって経緯を書き込んでいた。

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