韓国代表MF「日本ほどの環境はない」 同じベスト16でも差を認識...「多くのことが変わらなければならない」

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   サッカー韓国代表MF黄仁範(ファン・インボム、26)が韓国サッカー界に苦言を呈したと複数の地元メディアが2022年12月7日に報じた。

   韓国は2022年12月6日に行われたワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦でブラジルと対戦し1-4の完敗を喫した。ブラジル戦後に地元メディアの取材に応じた黄は、韓国と日本の環境の相違を指摘し韓国サッカーに「改革」を求めた。

  • 韓国代表MF黄選手(写真:PA Images/アフロ)
    韓国代表MF黄選手(写真:PA Images/アフロ)
  • 韓国代表MF黄選手(写真:PA Images/アフロ)

「ヨーロッパのどのリーグに行っても日本選手がプレー」

   韓国メディア「東亜日報」(WEB版)は、「ファン・インボム『韓国サッカー、日本と同じ成績出したが...』同じ環境ではない」とのタイトルで記事を公開した。

   日本と韓国はともに決勝トーナメント1回戦でクロアチアとブラジルにそれぞれ敗れ、ベスト8進出を逃した。黄は「日本と同じ成績を出したからといって(韓国が)日本と同じ環境にあるとは思わない」とし、日本サッカー界の現状に言及した。

「日本の選手たちは現在本当に良い環境でやっていると聞いた。ヨーロッパのどのリーグに行ってもたくさんプレーしている。韓国では選手たちに『なぜヨーロッパ進出をしないのか』『夢がないのか』『お金だけを追い求める』という話が以前から出ている。しかし、これは選手たちだけの問題ではないと思う」

   さらに「日本やより良いチームのようにワールドカップで良い姿を着実に見せるには多くのことが変わらなければならない」とし、「選手たちだけでなく全ての部分がさらに発展しなければ、今回のワールドカップで感じた幸福感を国民と分かち合うことは出来ないと思う」との持論を展開した。

   W杯カタール大会に出場した韓国代表26人のうち15人が国内のプロリーグに所属し、11人が海外でプレーしている。海外組のうち8人が欧州のチームに所属しており、黄はギリシャ1部のオリンピアコスでプレーしている。

   一方の日本代表は、7人がJリーグでプレーし海外組19人すべてが欧州のチームに所属している。国内組の権田修一(33)、長友佑都(36)、酒井宏樹(32)らは過去に欧州でプレーした経験を持ち、26人のうち22人が欧州経験者となる。

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