韓国メディア、W杯運営の「不手際」痛烈批判 「最後までまともな通訳を聞くことができなかった」

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「組織委員会のずさんさを指摘せざるを得ない」

   事態を重く見た韓国サッカー協会(KFA)は大会組織委員会に対して再発防止を要請。ところが12月6日に2度目の「誤訳」騒動が起きた。

   韓国は6日に行われた決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-4で大敗した。試合後の会見ではベント監督の去就に関する質問が飛び、当初通訳は「まだ去就を決めていない。休息を取った後に選択する」と訳したという。

   会見終了後、ベント監督の通訳がまともになされていなかったと判断したKFA広報担当者が通訳に訂正を求め、通訳が改めてコメントを発表する事態に発展した。

   新たに発表された通訳コメントによると、ベント監督は「韓国との旅は今日を最後に終える。9月から考えていた。今日会長とも面談したし選手たちとも話をした。再確認する場だった。休みながらリフレッシュするつもりだ。その後、去就を選択する予定だ」と述べたという。

   このようなやりとりがなされた後、韓国メディアがKFA広報担当者に「ベント監督は再契約を断ったのか?」との質問を投げた。広報担当者がこの事実を認めたため韓国メディアは一斉にベント監督の退任を報じた。

   「スポーツソウル」は、一連の「誤訳」騒動を振り返り、「結局、最後までまともな通訳を聞くことができなかった」とし、「ワールドカップという大きな舞台でこのようなことが2度も起きたことは、組織委員会のずさんさを指摘せざるを得ない」と批判的な論調で締めくくった。

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