「PKは運じゃないから」 敗れたクロアチア戦、城彰二氏が持論「蹴る人の責任」「全然甘いコース」

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   サッカー元日本代表の城彰二氏(47)が2022年12月6日にユーチューブチャンネルを更新。同日に行われたワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦の日本対クロアチア戦を解説し、日本代表の次期監督に持論を述べた。

  • 城彰二氏(写真:アフロスポーツ)
    城彰二氏(写真:アフロスポーツ)
  • 城彰二氏(写真:アフロスポーツ)

「1本目からああいう風になってしまうとなかなか難しくなってしまう」

   日本は前半43分、右ショートコーナーからMF堂安律(24)が中央にクロスを入れ、ゴール前でこぼれたところをFW前田大然(25)が左足で押し込み先制。後半11分にFWイヴァン・ペリシッチ(33)にヘディングシュートを決められ同点に追いつかれ、同19分にMF三笘薫(25)、FW浅野拓磨(28)を投入するも追加点を奪えず延長戦に突入した。

   試合は延長戦でも決着が付かず勝負はPK戦へともつれ込んだ。日本は1番手のFW南野拓実(27)がGKにセーブされ、続く三笘もGKにセーブされた。3番手の浅野がゴールを決めたものの4番手のDF吉田麻也(34)がまたもGKにセーブされ、PK戦1-3で敗れ初のベスト8進出はならなかった。

   城氏は「このクロアチアは破れそうだったけどね」と率直な感想を漏らし、「個の能力でしか崩せない日本というのが露出されたよね。もっと連動してとかパスワークとか。縦パス入れて次の人が出てきてとか。そういう崩しは全く見られなかった。もうちょっとやったら良かったと思う」と死闘を振り返り、PK戦にも言及した。

   「PKは運じゃないから。蹴る人の責任だし、蹴る人も相当な重圧があったと思う。でも1本目からああいう風になってしまうとなかなか難しくなってしまうよね」と選手らを思いやり、「(南野の助走が)すごい短かった。短いと読みやすいんだよねキーパーとしても。あのコースでしょ。全然甘いコースで。緊張もあったんだろうね」と分析した。

「森保さんはもちろん頑張ったと思う」

   そして日本代表の次期監督について持論を展開。スポーツ紙などの報道によると、日本サッカー協会の田嶋幸三会長(65)はクロアチア戦後に次期監督に言及し、ここまで日本を率いた森保一監督(54)は次期監督候補の1人であることを明かし続投の可能性を示唆した。

   このような状況の中、城氏は「森保さんはもちろん頑張ったと思う。色んな戦術を組んだりシステムを変えたり。賛否色々あると思うけどね。俺は交代した方がいいかなという気がする。交代して違う人にしてもう一度コンセプトを変えてそれを続けていくのがいいのかなと」と持論を展開し、次のように続けた。

「森保さんは選手もやってたし性格的に選手の意見を取り入れる。だからちょっと選手の意見を聞きすぎている気がする。もっとこういう風にやるぞと言ってある程度示して変化していくのならいいけども」

   森保ジャパンの集大成となった今大会は、優勝候補のドイツ、スペインを次々と破りグループステージを1位で突破。決勝トーナメント1回戦で前回大会準優勝のクロアチアに敗れはしたが、日本の力を世界に見せつけた大会でもあった。

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