東京メトロ17000系・18000系を並べて「ローレル賞」授賞式
次点にあたる「ローレル賞」は、東京メトロの17000系・18000系、京阪電気鉄道の3850形に贈られた。12月3日には、東京・新木場の東京メトロの車両基地で、17000系・18000系を並べて受賞式が行われた。両形式は、従来の車両に比べてバリアフリーを進め、脱線検知装置遠隔監視するシステムを導入。安全性も高めたのが特徴だ。
17000系は有楽町・副都心線を走るのに対して、18000系は半蔵門線を走る。仕様の大半を共通にして整備をしやすくする一方で、17000系は有楽町線・副都心線の色彩(ゴールド・ブラウン)で「シャープでエレガント」な装いなのに対して、18000系は、半蔵門線のパープルの色彩で、全体的に丸みを帯びたデザインだ。サービスや機器のレベルが向上し、「2系列に対して基本仕様の共通化と投入線区の独自性の両面を実現した」点が評価された。
鷺沼車両基地(川崎市)が拠点の18000系が新木場に乗り入れるのは初めてで、鉄道ファンの注目を集めたイベントだ。東京メトロでは、18000系が移動したルートは非公開だとしている。ただ、目撃情報を総合すると、東急田園都市線、大井町線、目黒線を経由して東京メトロ南北線に入り、市ヶ谷駅付近にある連絡線から有楽町線に入ったようだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)