リプス(東京都江東区)の運営するオーダーケーキ専門店「RPcake」の発送トラブルを訴えるツイートが物議を醸している。投稿によれば、注文したデコレーションケーキが受け取り予定日までに発送されず、その後の対応もずさんだったという。
リプスは2022年12月5日、RPcakeの公式ツイッターで謝罪した。
「ケーキは目も当てられないほど悲しい有様」
RPcakeで記念のデコレーションケーキを注文したとするユーザーが12月4日、ツイッターで同店とのやり取りを写したスクリーンショットを公開した。それには次のような経緯がつづられている。
この依頼者は11月23日にケーキの受け取りを予定していたという。しかしケーキが届かなかったため、発送状況を問い合わせて確認すると、RPcake側からは、誤って24日発送予定で準備をしていた、との説明があった。
依頼者は25日昼までに受け取りたいと頼んだ。
その後、依頼者が配達会社の問い合わせ番号を確認すると、ケーキは25日夜に自宅に届くよう指定されていた。RPcake側に問い合わせると、時間指定に手違いがあったとの返信があった。依頼者は仕事のために家を出ており、25日中にケーキを受け取ることができなかった。
依頼者は、本来の予定には間に合わなかったものの、ケーキは受け取りたいと伝えた。RPcakeはケーキを引き戻し、全額返金すると提案したが、依頼者がケーキの受け取りを希望したため半額のみ返金した。
その後、依頼者の元にケーキは届いたものの、中身は破損しており、飾りのクッキーは折れていた。箱の中ではクリームが散乱している。そのため、依頼者は改めて返品と全額返金を求めたが、RPcake側は規約上できないとして応じなかったという。
依頼者はツイッターで、「ケーキは目も当てられないほど悲しい有様」だったとして「本当に悲しい絶対に許せない」と怒りをにじませる。一連の投稿は、12月5日までに1万1000件を超えるリツイート、5万1000件を超える「いいね」が寄せられる大きな反響があった。
その後、投稿者は5日になって、RPcake側から全額返金があったこと、改めて謝罪のメッセージが届いたことを伝えている。
「発送方法や管理体制等を見直し、再発防止に努めてまいります」
ツイッターでは、このほかにもRPcakeでケーキを依頼したとするユーザーから同様の被害を訴える声が出ていた。
そうした状況の中、RPcakeを運営するリプスは2022年12月5日、店のツイッターで同社の発送方法を謝罪した。
「この度は、弊社の商品の発送について、お客様及び関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことにつきまして、心よりお詫び申し上げます」
今後については「弊社としては、皆様からいただいたご意見を真摯に受けとめ、発送方法や管理体制等を見直し、再発防止に努めてまいります」と述べている。
この度は、弊社の商品の発送について、お客様及び関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことにつきまして、心よりお詫び申し上げます。
— rpcake" (@rpcake1) December 5, 2022
今後、弊社としては、皆様からいただいたご意見を真摯に受けとめ、発送方法や管理体制等を見直し、再発防止に努めてまいります。
誠に申し訳ございませんでした。